高羽彩『PSYCHO-PASS (0) 名前のない怪物 』(角川文庫)

PSYCHO-PASS サイコパス (0) 名前のない怪物 (角川文庫)PSYCHO-PASS サイコパス (0) 名前のない怪物 (角川文庫)
(2014/09/25)
高羽 彩

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 アニメ『サイコパス』の二期も始まりましたし、前日譚も文庫で出ていたので購入。

評価(☆5が満点)
☆3.5

あらすじ
 西暦2109年。人間の心理、性格的傾向を数値化することができるようになった近未来。厚生省公安局刑事課に所属する監視官、狡噛慎也(こうがみしんや)は執行官、佐々山光留とともにある事件の捜査にあたっていた折、桜霜学園の生徒、桐野瞳子(きりのとうこ)に出会う。その出会いが「あの事件」へと二人を導いて行くことに。
 後に「標本事件」と呼ばれ、狡噛が執行官になる原因となった猟奇事件の真相がついに語られる。

感想
 結構良かったです。
 本編では詳細が語られていなかった「標本事件」のあらましを知ることができます。

 ただ個人的に残念に思った点が一つ。
 基本的に狡噛と佐々山の公安局側の視点から語られますので、事件そのものの詳細、犯人である藤間(とうま)や槙島の側の動向が良く分からないままだったのが残念でした。
 また事件の顛末自体も殆どアニメ本編で言われていた話のままであり、詳細な情報、新規の情報のようなものが無かったのが残念です。

 一方で、人物像があまりつかめずにいた佐々山執行官の人物像については、本編では描かれていなかった部分が多くあり、その点は良かったと思います。
 他にもまだ若いというか、純粋に正義二萌えていた頃の狡噛の姿を見ることもできるので、その点でも新鮮でしたね。茜ちゃんとは違う方向ですが、狡噛にも純粋な時期があったとはw ギノさんは変わらないまじめ人間でした。ただちょっと可愛さがありました。


 事件のあらまし自体は、既にアニメ本編、小説等で知っていましたので事件そのものをミステリーとして楽しむと言ったことはありませんでしたが、既知の物語を補完するものとしては十分だったと思います。

 アニメ版の焼き増しのようなストーリーではなく、きちんと新規に作り上げられたストーリーだった点も良かったところですね。良くある単なるアニメ版のストーリーの一部の切り貼りのような作品ではなくて良かったです。

 二期もはじまり、こちらも何やら面白そうな雰囲気で期待しています。
 ただ1クールでどこまでいけるのか気になりますが。
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