喜多喜久『真夏の異邦人 』(集英社文庫)

真夏の異邦人 超常現象研究会のフィールドワーク (集英社文庫)真夏の異邦人 超常現象研究会のフィールドワーク (集英社文庫)
(2014/09/19)
喜多 喜久

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 『ラブ・ケミストリー』の作者さんの作品です。

評価(☆5が満点)
☆3

あらすじ
 一目見た瞬間、僕の背中を強烈な電流が駆け抜けた―。
 夏休みだった。大学の「超常現象研究会」に所属している僕、星原俊平(ほしはらしゅんぺい)は、動物の不審死の噂があり、超常現象の一つとされているキャトルミューティレーションではないかということで、同会の先輩三人と故郷の村を訪れた。
 噂の真相を解明すべく調査を進めていたところ、噂の件とは別に人間の手首が発見されるという事件が起こる。
 僕はその夏、奇妙な飛行物体から現れた少女に恋をしていた…。

感想
 化学ミステリー作品を書いていた喜多さんが、SFを書いたということで手に取ってみました。
 『ラブ・ケミストリー』、『猫色ケミストリー』、『リプレイ2.14』と化学的知見に基づいた作品を書かれていたので、どんなSF作品なのかと気になった次第です。
 『Mr.キュリー』シリーズはまだ読んでいません。


 SF感という点では、タイムリープをテーマにしていた『リプレイ2.14』の方がSFしていました。
 宇宙、オカルト、異星人とのコンタクト。
 そうした要素はありますが、それほどSF方面に力を入れている作品ではありません。 むしろボーイミーツガール小説の性格の方が強いですね。

 超常現象の調査と並行して起こる殺人事件ですが、無くても良かったのではないかと思ってしまったり…(^_^;)
 謎は超常現象の検証・調査だけでよくて、殺人事件のような血腥い出来事は無くても良かったのではないかと。それだけでも十分に成立したのではないかなぁと思ってみたり。
 ミステリー畑の作家さんなので、ミステリー要素は欠かせないのかもしれませんが。
 先にあげた過去作品のような作風だったら良かったのではないかと思います。
 

 普通の青春小説として読むことをおススメします。
 逆に言えば、難しい科学議論はまったくと言っていいほど登場しませんので苦手な人も安心して読めます。
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