小川一水『天冥の標 2 救世群』 (ハヤカワ文庫JA)

天冥の標 2 救世群 (ハヤカワ文庫JA)天冥の標 2 救世群 (ハヤカワ文庫JA)
(2010/03/05)
小川 一水

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 以前紹介した『天冥の標』シリーズの続きです。

評価(☆5が満点)
☆4

あらすじ
 西暦201x年、未知の疫病発生との知らせを受け、国立感染症研究所の児玉圭伍(こだまけいご)と矢来華奈子(やらいかなこ)はパラオへと向かう。そこで二人が名にしたものは、肌が赤く爛れ、目の周りに黒い斑紋を浮かべた人々の無残な姿だった。
 圭伍や華奈子、さらにはWHOの意志たちの懸命な処置をよそに、次々と息絶えていく罹患者たち。感染源の特定もままならない中で、自体は最悪の方向へと進みつつあった。世界的なパンデミック。人類の運命を変えたすべての始まりを語る第二巻。

感想
 二巻目です。 やっぱり複数巻を想定したシリーズものですので、だんだんと面白くなってきますね。

 一巻目「メニー・メニー・シープ」では疑問とわだかまりの残る終わりでしたが、巻を追うごとに、次第に一巻目の最後に至る因縁が明らかにされていくようです。
  一巻の世界が西暦にして29世紀のことだそうですので、ざっと800年。惑星メニー・メニー・シープでの悲劇にいたる様々な因縁が次々と語られていきます。

 そして今作はそのすべての因縁の始まり、冥王斑の流行の話です。
 「救世群」ということで「プラクティス」と冥王斑のお話です。 舞台が現代の地球ということで、パニック小説のようなものとしても読むことができるかもしれませんね。
 冥王斑と言えば、一作目序盤で猛威をふるったあの疫病ですね。イサリが広めた病気です。その病気の最初の広がりと、それに伴って発生した「救世群」と呼ばれる人々の始まりの話でした。


 実は三作目、「アウレーリア一統」を読まずに四作目、「機械じかけの子息たち」を読みましたw
 「機械じかけの子息たち」は、「恋人達(ラバーズ)」の話でした。前回予測したような、SFと聞いてイメージするような近未来技術のようなものは特に出てきませんでした。
 ラゴスたち、「ラバーズ」と「プラクティス」の交流の始まりのとなるある事件の顛末が描かれます。
 こちらはこちらで、メニー・メニー・シープの秘密にかかわりそうな出来事がいくつか出てきましたね。ハニカムがハーブCということなんでしょうか?

※※「機械じかけの子息たち」は、ストーリー上性的な描写が多めの作品になっていますので苦手な方は注意です※※


 次は順番通りに行けば5作目の「羊と猿と百掬の銀河」ということになるかと思いますが、飛ばして六作目に行くかもしれません。「羊飼い」の話は微妙そうです。最終的には読むことになるでしょうが、今は置いておこうかなと思っています。
 というのも、六作目のあらすじを見ると確かイサリが出てくるようなので。
 フェロシアンとは何なのか。
 それと彼らが人間に敵対的な理由。
 こうしたことが明らかにされていくことを期待です。が、六作目は三冊もあるので高い…(2700円ぐらいになる?)。
 プラクティス内の一派がフェロシアンなのでしょうか? だとしたら少し悲しいです。二巻を読んだ後だとさらに。


 され、他にも重要な集団になりそうな「アンチョークス」の話(二作目)もどうしましょうか。こちらも保留です。
 しっかり作り込まれた作品ですので、じっくり読んでいきたいと思います。面白いですよ♪ 長いですがw

天冥の標Ⅳ: 機械じかけの子息たち (ハヤカワ文庫JA)天冥の標Ⅳ: 機械じかけの子息たち (ハヤカワ文庫JA)
(2011/05/20)
小川 一水

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