竹宮ゆゆこ『知らない映画のサントラを聴く 』(新潮文庫)

知らない映画のサントラを聴く (新潮文庫)知らない映画のサントラを聴く (新潮文庫)
(2014/08/28)
竹宮 ゆゆこ

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 新潮NEXから刊行された、竹宮ゆゆこさんの新刊です。
 ラノベではなく、一般書籍。

評価(☆5が満点)
☆3

あらすじ
 錦戸枇杷(にしきどびわ)、23歳、無職。便所サンダルをひっかけて、夜毎に「泥棒」を追いかける日々。「泥棒」に奪われたのは、大切な親友からの贈り物。あまりにも綺麗で、完璧で、お姫様のような親友、清瀬朝野(きよせあさの)。
 枇杷は泥棒を追ううちに、気付くと朝野の元彼、森野昴(すばる)とであい、気付くと変人で、コスプレ趣味を持つそいつと同棲することに! 昴と暮らすうちに、親友である朝野とその元彼昴との間で揺れている自分に気付く枇杷。
 これは恋なのだろうか、それとも贖罪なのだろうか。

感想
 実は本作、最初は買う気がありませんでした(^_^;)
 と言うのもですね、竹宮さんの前作『ゴールデンタイム』が個人的に微妙だったからです。
 さらにその前作、『とらドラ』は最高だったんですけどね。

 が、本作は作風が以前の感じに戻っていて楽しめました。
 『ゴールデンタイム』は、何を言ってるのか分からない感じだったのですが、今作ではそうした感覚はなく、素直に読めました。 『とらドラ』の時のような、疾走感がありつつもしっかりとした感じが戻っていました。

 作品としては、恋愛小説なのでしょうか?
 紹介分にはそうあるのですが、個人的には恋愛小説と言うよりはロードノベルのような、主人公の成長をテーマにした作品だと思います。
 無職、彼氏なし、友達なしの可哀想な主人公、枇杷の人間としての成長の話です。彼女の心に影を落としているある出来事の克服を通じた、彼女の自立へのお話。


 枇杷は、なんと言うか竹宮さんが好きなダメ女子ですね。 『とらドラ』でいうところの「ゆりちゃん」とか。
 昴君は、いい人に見せた変人でしたw 一番心配な人ですね。

 てか、枇杷の家族が酷かった。
 なんだ、あれ。家から突然追い出すとか。まぁ、ちゃんとした訳があったのですが、読んでいる途中はクソ野郎どもだなと思ってましたw

 
 内容はもちろん違いますが、『とらドラ』が好きな方には本作は十分楽しめるものだと思います。
 何気に今回、新潮NEX関係で買った三作品の内では、一番面白かったかも。
 『いなくなれ、群青』、『坂東蛍子、日常に飽き飽き』、『知らない映画のサントラを聞く』。
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