庵田定夏『アオイハルノスベテ』 (ファミ通文庫)

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(2014/08/30)
庵田定夏

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 庵田さんの新作です。 前作『ココロコネクト』シリーズ完結から一年。早かったような、遅かったような。

評価(☆5が満点)
☆2

あらすじ
 輪月高校に入学した生徒だけが発症、体感する不思議な力。「シンドローム」と呼ばれるそれによって、横須賀浩人(よこすかひろと)は強制的に三年前の過去に時間を巻き戻された。どうしてそんな状況になったのか、誰のシンドロームのせいでそうなったのか、何も分からないまま、僅かな記憶だけを残して過去に戻されていた。
 そんななか、過去に戻された浩人が目的にしたのは、白紙に戻された高校三年間を最高の方法でやり直すことだった。幼馴染の少女、マニアックな友人、近寄りがたい美人のクラスメイト。彼らと再びの高校生活がスタートする。

感想
 個人的には、そこまで楽しめませんでした。
 というか、残念でした。
 
 ジャンルは前作『ココロコネクト』から変わらず、超常現象と学園ものでした。
 そこは別に良かったのですが、今作の作中で登場人物がその超常現象を否定するような言動をしたことですね。疑って否定するのではなく、存在そのもの否定だったことです。
 現象の有無を疑って否定するのではなく、存在することを前提としたとしてもその存在に価値を見いださない。「そんなバカなことにかまってないで、他のことに力を割きなさい」という感じ。

 それ自体はまったくおかしく話のですが、前作も今作も共に超常現象を前提としたストーリーであることを考えると、自己否定に聞こえるんですよね。
 そのせいか、ストーリーが白々しく感じられました。

 また、今作は部活動のようなミニサークルを中心にした話ではないため、キャラクター同士の掛け合いも少ないです。というか、淡々とした感じでした。
 そこそこ中の良いクラスメイト同士といった感じ。もちろん、主人公が二週目ということもあって、淡々としているせいもあると思いますが。

 もう一つ、今作の問題解決方法はないと思いました。
 前作の最終話でも同じような方法が取られましたが、あり得ないというか、ご都合主義的に過ぎるような気がします。ご都合主義が悪いとは言いませんが、これらの作品には合わないと思います。
 登場人物たちが真面目に一生懸命に考え抜いてそこに至ったはずなのに、解決方法があれではもったいないです。


 個人的には、前作『ココロコネクト』は好きな作品だったので新作となる今作にも期待していたこともあって、その分も含めて低評価になりました。
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