乾くるみ 『リピート』 (文春文庫)

リピート (文春文庫)リピート (文春文庫)
(2007/11)
乾 くるみ

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 遅くなりましたが、乾くるみさんの『リピート』読了です。
 五月末には読み終わってたのですが、ネットの調子が悪く遅くなりました。
 ウチのルータか、パソコンが調子悪いんですよね…。
 それはさておき、感想です。

評価(☆5が満点)
☆3.5

あらすじ
 今現在の記憶をそのまま持って、過去に戻れるとしたらどうしますか?
 そんな、まさに夢のような話に誘われた十人の男女。はじめは過去に戻るということに疑問を抱いていた彼らも、勧誘してきた風間(かざま)の未来予知としか言えない話を聞くにつれ徐々に信用するように。
 ついにやってきた過去遡行の日。果たして彼らは10か月前の過去に戻ることに成功していた。「未来の記憶」を基に次第に過去をやりなおしていく中、彼らの仲間たちが徐々に不審な死を遂げていく…。

感想
 タイムリープ物ということで読んでみた今作でしたが、そこそこでした。
 『イニシエーション・ラブ』がおもしろかったので、それを引きずっていたからかも。

 類似のSFものだと、管理人は『STEIN'S; GATE』とか、『ねらわれた学園』(眉村卓)、『リライト』、『リビジョン』(法条遥)、『リプレイ2.14』(喜多喜久)とかぐらいしか読んでないですね、残念ながら。
 作中にも出てくる同名の映画『リピート』とか『バタフライエフェクト』なんかは見ていません。
 『バタフライエフェクト』は見たいのですが、近所のレンタル屋に無いのですよ(TДT)何時行っても貸し出し中…。

 まぁ、それらはさて置いて感想ですが、そこそこ興味深く読めました。
 というか、上記の管理人が読んだ作品はみんな同じ系列ですね…w
 ですので、あまり真新しさは感じませんでしたが、タイムトラベルをした人間がみな不審な死を遂げていっているというのは新しい視点で、興味深く読めました。 

 大抵の場合、タイムトラベルをする動機はどうしても変えたい過去があるからであり、その過去が誰かの死という設定であることが多いと思います。
 本作はその点で、新しい感じがしました。

 タイムトラベルした先で、朋にタイムトラベルした人間が不審な死を遂げていく。
 そんな帯にあるような『リピート』+『そして誰もいなくなった』のようなストーリーは面白かったです。

 ただ、結末までたどり着くと、面白さがなくなってしまいます。不思議…w
 理不尽というか、納得しがたい展開に唖然としますね。と言うか、しました。

 またこの作品内のタイムトラベル理論が、不思議でした。
 この作品の世界は、多世界世界ですよね。いわゆるパラレルワールド。
 それなのに、どういう訳か前回存在していた世界の因果が別な世界でも適用される…。
 世界を横移動しているのに、縦移動をしているかのように書かれているという不思議。
 というか、「リピート」=「繰り返し」と言いつつ、リピートしていない。
  

 管理人の読み違いかもしれませんが、若干の疑問がありました。
 お話としては面白いのではないかと思います。
 『バタフライ・エフェクト』観たいです。
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