乾くるみ 『セカンド・ラブ』 (文春文庫)

セカンド・ラブ (文春文庫)セカンド・ラブ (文春文庫)
(2012/05/10)
乾 くるみ

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 前回の更新で紹介した、乾くるみさんの『セカンド・ラブ』を読了したので、感想を書きます。

評価(☆5が満点)
☆2.5

あらすじ
 1983年元日、里谷正明(さとやまさあき)は、会社の先輩の紹介で内田春香(うちだはるか)と出会う。春香は、大学院に通う才女で、清楚なお嬢様だった。正明は、春香の清楚さ、知的さに惹かれ、やがて彼女と交際をするようになる。春香との交際は順調に進み、彼女の両親にも紹介され、結婚も視野に入るまでになる。
 しかしある日、正明は春香にそっくりな女性、美奈子と出会う。美奈子は春香とは正反対の、奔放で大胆な性格の女性だった。そして美奈子との出会いを切っ掛けに、正明の心は二人の女性の間で揺れ動き始める。
 春香と美奈子、二人の女性の間で揺れ動く正明の行きつく先とは。

感想
 え~と、ぶっちゃけ『セカンド・ラブ』は微妙でした(^_^;)
 そこまで悪いとか、面白くないとかではないのですが、前作の『イニシエーション・ラブ』には及ばないと思います。

 おそらくは、オチのインパクトが弱いからでしょう。
 前作のように「引っ張って、引っ張って、落とす」形式ではなく、あっさりしています。そのために最終盤でのインパクトに欠け、微妙な読後感になっています。
 前作のようなインパクトを期待していると肩透かしを食らいますので、気を付けてください。

 また少々胸糞悪い結論となりますので、その点も注意してください。
 前作は「怖い」という感想でしたが、今作は「クソ野郎」ですw


 べたべたの恋愛小説というものを殆ど読んだことがないのでわかりませんが、前作も今作も恋愛小説としては特に山なし谷なしの一本調子の作品なのではないでしょうか。
 普通に恋して、普通に交際してと、特に耳目を集める出来事も無いままに過ぎていくお話です。
 まぁ、『イニシエーション・ラブ』も『セカンド・ラブ』も、恋愛模様を描くことが主眼ではないので、個人的には気になりませんでしたが、恋愛小説として購入を検討するのは考えてみた方がいいかもしれません。あくまで本作は、「恋愛ミステリー」ということで見るべきでしょう。

 「二度読み必至」とのことですが、引っかかりの部分を確認するための読み返し、確認作業ということになると思うので、「二回も読まなければわからない」ということではありません。
 「難しそうだから遠慮したい」と思っている方、難しい本ではありませんよ。わかる人は読み返さずとも、分かるのではないでしょうか?

 少し趣向の変わったミステリー作品、として読まれるのが良いと思います。
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