FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

相沢沙呼 『小説の神様』 他感想…

 今回の北海道の地震で被害にあわれた皆様にお見舞いを申し上げます。 一刻も早い日常生活への復帰がなされるよう応援させていただきます。

 それでは今回の分の紹介と感想です。

新刊
・相沢沙呼    『小説の神様 あなたを読む物語 上』    ☆3.5
・彩坂美月    『夏の王国で目覚めない』            ☆3.5
・小松左京    『復活の日』                    ☆4
・月村了衛    『機龍警察 火宅』                ☆4
・森岡浩之    『星界の戦旗Ⅵ 帝国の雷鳴』         ☆4
・紡木椎哉    『きみといたい、朽ち果てるまで』        ☆3.5

ラノベ・コミックス
・あまさきみりと   『キミの忘れかたを教えて』        ☆2.5
・高木敦史      『僕は君に爆弾を仕掛けたい。』     ☆3
・石塚千尋      『ふらいんぐうぃっち 7』          ☆3.5

既刊
・倉知淳         『幻獣遁走曲』                 ☆4
・吉川英梨        『女性秘匿捜査官・原麻希 アゲハ』    ☆2.5
・オマル・ハイヤーム  『ルバイヤート』                 ☆4
・酒井田寛太郎     『ジャナ研の憂鬱な事件簿 3、4』      ☆4


感想

『小説の神様 あなたを読む物語』
 以前刊行された同タイトル小説の続編(サブタイトルの有無で区別)。 今回は「上巻」(下巻は今月20日刊行予定)。
 前作と同じく、「小説を書くこと」、「小説家であること」についてを中心にした話。恐らく現実の業界の裏話というか事情を踏まえたうえでの話は、興味深い。ただし、読者の側を腐している(バカにしている)セリフが多いところが気になる。主人公たちがラノベ・キャラ文庫レーベルの作家という部分もあるのだろうが、ちょっと言い過ぎでは…
 話は変わるが、個人的には「酉乃さんシリーズ」、「マツリカシリーズ」の続きが読みたい。

『夏の王国で目覚めない』

 カルト的人気の作家の未発表作品を巡って展開されるミステリー。
 作品世界の現実が、作品内作品の出来事に次第に浸食されていくのに翻弄される主人公たちの造詣・描写がうまい。またミステリーファンを楽しませる数々の趣向も良かった
 ただ主人公の少女の成長物語としての一面は、イマイチかも。こんな状況に置かれた後は、引き籠りになりそう。

『機龍警察 火宅』

 刊行順に『暗黒市場』が来るのかと最初思っていた。 なぜ『火宅』から(単行本版を読めば納得できるのかな)? 
 今回文庫化された『火宅』は、シリーズの短編小説集。 由起谷や沖津、ライザなど、特捜部の面々を主人公に据えた、個々の活躍が描かれた短編が楽しめる。 短編でも、本編の面白さは健在なので、ファンの人もそうではない人も是非。

『復活の日』(新装版)
 『日本沈没』とならぶ小松左京さんの代表作。 いきなり訪れた人類の滅亡と、僅かに生き残った人々による人間文明の復活への端緒までの道程を描くSF作品。
 キューバ危機など冷戦期の米ソ対立を背景とした世界観などは、若干古めかしさを感じさせるが、細部の瑞々しさは失われていないところが凄い。綿密な取材と作家の技の妙か。 ところで作中の某国のシルヴァーランド大統領が、現在の某大統領に似ているように思えるのは気のせいか…。

『星界の戦旗Ⅵ』
 第二部開幕。 帝都ラクファカール失陥という非常に気になる引きのまま待たされていた本編ですが、ようやく続きが読める
 舞台は前作、『星界の戦旗Ⅴ』のラストから10年後。 いよいよ満を持してのアーヴによる反攻作戦が開始される。幾分戦闘続きの本作ですが、懐かしの登場人物たちのその後を見るのも楽しみの一つ。

『きみといたい、朽ち果てるまで』

 社会からの疎外者の集まる街イタギリを舞台にした、ボーイミーツガールもの。 ホラー小説大賞(優秀賞)受賞作。
 スラムでの過酷な生活と少女との出会いを描く中盤までは面白い。終盤のとある事件の後は、グロテスクなものが好きな人にだけはおススメか。

『キミの忘れかたを教えて』
 表紙買いをして失敗した作品。 昔流行った「携帯小説」風。 既刊作品のタイトルを見てから買うべきだった…。

『僕は君に爆弾を仕掛けたい』
 『“菜々子さん”の戯曲』おススメ)の作家さんの久々のラノベ作品。 かまってちゃんなヒロインとのラブコメ、スクールミステリー。

『ふらいんぐうぃっち 7』
 掲載誌は読んでいないので、かなり久々。 ふんわり・のほほ~んとした世界観が変わっていないので安心。 ちびマンドラゴラたちが可愛い。

『幻獣遁走曲』

 猫丸先輩シリーズの連作ミステリー短編集。
 事件や謎解きも面白いが、なにより主人公猫丸先輩の奇妙奇天烈なキャラクターが面白いこのシリーズ。今回は猫丸先輩が一風変わったアルバイト先で遭遇した5つの事件を描く。

『アゲハ』
 女性を主人公にした警察もの。面白くない感情に任せて突っ走り、かき回したあげく、特段の貢献をしない主人公。続編(!?)のあらすじを見たら「天才捜査官・原麻希が~」と書かれていて驚いた。

『ルバイヤート』

 11世紀のペルシアの詩人オマル・ハイヤームによる四行詩(ルバイヤート)集。 随所にみられる無常観に照らされた詩句が素晴らしい。悲観的ではあるが厭世的ではなく、陰鬱としていない。

『ジャナ研~ 3、4』

 シリアス系学園ミステリーラノベ。 表紙からほんわかミステリー系ラノベを想像していると、裏切られるかも。
 基本的に1話完結の中短編で構成されているので、途中からでも読みやすい。 1、2巻が近所になかったので途中から(既刊4巻)。


 今回はこんなところです。
 誉田哲也『武士道ジェネレーション』が積読になっています。
 今月から来月にかけて、追いかけている作品の新刊が多くてうれしいです。

 それではまたノシ
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

ゆーいち

Author:ゆーいち
ゆーいちです。

このブログでは特にジャンルを絞らず、自分が読んだ作品の感想を書いていこうと思います。
記事中の作品についての評価は、おススメ度と見てください。

出来るだけ週一程度のペースで更新していきたいと思います。

よろしくお願いいますm(- -)m

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
閲覧者数
検索フォーム
カテゴリ
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。