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感想2…

『中庭の出来事』
 同盟の作中劇『中庭の出来事』を使い、作中の虚実を入り交ぜて織りなした幻惑小説。 虚実が入れ子の様になっているため、頭がぐるぐるとしてきます。 虚実を見極めるとか、そういった推理小説の様な読み方をするものではなく、ごちゃごちゃした頭のまま楽しむべき本

『神のふたつの貌』
 「巧妙な仕掛けを駆使し、”神の沈黙”という壮大なテーマに挑んだ、21世紀の「罪と罰」」(裏表紙のあらすじより)。
 ミステリー作品としても良し、神の愛・救いを求め続けるひとりの人間の魂の記録として読んでも良し、と一度で二度おいしい作品。無痛症の人の人格形成については疑問があるものの(専門的知識があるための疑問ではないが、小説的には割とステレオタイプな処理だと思うが、本当にそういった傾向にあるのかという疑問)、話は面白かった。哲学や神学的な議論も面白い。
 
『探偵宣言』
 ミステリー短編集。 芦部さんの『殺人喜劇の13人』を読もう読もうと思って忘れていたことを思い出したので、とりあえずは目についたこちらから読むことにした次第。
 この短編集も、同じ探偵・森江春策を主人公にしたもの。学生時代、記者時代、弁護士時代、探偵時代と、森江春策が各時期に遭遇した事件を描く。最近の本(この本ではない)はイロモノの様な気がして手を出していなかったが、この本はしっかりした(というと失礼か)舞台で推理が展開されていて、普通に面白かった。

『廃用身』
 「廃用身」は、脳梗塞などの後遺症によるマヒなどで回復の見込みがない四肢のこと。
 介護医療の問題にすごい方向から切り込んだ問題作(良い意味で)。 本書では、介護の際に邪魔になり介護者・被介護者ともに負担になるだけの廃用身を切断し、介護負担を軽くしてはどうかというアイデアを実行に移した医師を主人公にした社会派医療作品
 廃用身という不要な四肢の切除は悪かをテーマにしており、非常に考えさせられる。様々な面で介護が社会問題化している現在だからこその小説(刊行は2003年)。

『記憶屋Ⅱ、Ⅲ』
 タイトルはⅡ、Ⅲとあるが、内容としては『記憶屋Ⅱ 上・下』とした方が分かりやすいかと。
 前作『記憶屋』を読んでいたので、とりあえずシリーズを最後まで読もうと思い購入。今更の購入は、前作があまり好きではなかったため。
 今回は、記憶屋の正体探しがメインに据えられたミステリー仕立て。記憶屋探しパートは面白いが、正論で攻め立てる新聞記者(前作の登場人物?)が煩く、最後に明かされる記憶屋の正体がまた…。

『四人制姉妹百合物帳』
 タイトルそのままの作品。同人作品の文庫化だそう。
 石川さんの『ヴァンパイア・サマータイム』がとても好きだったので、購入してみた次第。結果は……。同人誌のままでよかったのでは。

『湖底のまつり』
 「命を救われ、一夜結ばれた男性は、一月前に死んでいた?」 記憶と現実の齟齬を基調とした、目くるめく幻惑の世界。
 叙述トリックというか、丁寧に積み上げられた伏線が作り上げる見事な創作世界に引き込まれる。ネタを知っては存分に楽しめないであろう作品なので、未読の方は作品の素性をあらすじ以上には調べずに読むことをおススメします。


『櫻子さん~13』
 こちらもとりあえずの続編。 鴻上ちゃんの突然の豹変に戸惑う。が、正太郎への悪罵には全面的に賛同w
 「帰ってきたテディベア」が、最近では一番良かった。出る出る詐欺師が関係ないからか…。
 そういえば、いつだったか実写ドラマ化されたようでしたが、評価とかはどうだったんですかね。

『ランゴリアーズ』
 文春版。「ランゴリアーズ」と、「秘密の窓、秘密の庭」の二編を収録した版。
 「ランゴリアーズ」が思っていたよりも、パニックホラー風味で驚いた。『冷たい校舎の時は止まる』の様な、静かなホラーかと勝手に想像していた。そのうえどんどん登場人物が脱落していく。ダイナとニックの脱落は哀しかった。

『ゆるキャン』
 タイトル通り、女子高校生5人の「ゆる~いキャンプ」生活を描くコミックス
 まったりほのぼのした作風だが、アウトドア知識もしっかりと盛り込まれていて、ためになるかも。また実在のキャンプ場や観光名所なども登場しているので(名称は変更されていたりする)、ちょっとした旅行気分も味わえるかも(主はガチガチのインドア派なので、新鮮味を感じられて楽しめた)。


 今回はこんなところです。
 他には、『謎の彼女X 9∼11』を読みました。残りは入手できず。 謎の可愛さがありますね、卜部には。
 また積読も増えて来たので消化頑張ります(山が出来ている)。

 小野不由美『営繕かるかや怪異譚』と同日発売の、宮部みゆき『過ぎ去りし王国の城』も一緒に購入したのですが、こちらは未読。これから読みます。
 
それではまたノシ。
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ゆーいちです。

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