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有栖川有栖 『鍵の掛かった男』他感想…

新刊
・有栖川有栖        『鍵の掛かった男』     ☆4

ラノベ・コミックス
・あざの耕平        『東京レイヴンズ 15』    ☆3.5
・羽海野チカ        『3月のライオン 13』     ☆4


既刊
・今邑彩        『金雀枝荘の殺人』         ☆4
・大塚英志       『木島日記』             ☆3
・ヴァン・ダイン    『僧正殺人事件』           ☆4

・萩尾望都       『ポーの一族 1∼3』         ☆4.5
・辻灯子        『敗者復活戦 1・2』         ☆3.5


感想

『鍵の掛かった男』
 火村シリーズ文庫化最新刊。 シリーズそのものの最新刊は先頃出てますが、未読です(タイトルは忘れました)。
 今作は、いつもとは異なる趣向で書かれており、WHO-DONE-ITの犯人当てがメインではありません。
 大阪市内・中之島のホテルの一室で死んだ梨田稔という男性の死に不信を抱いた人物からの依頼で捜査が始まるのですが、この梨田という男性の過去・素性のほとんどが不明という言わば「鍵の掛かった状態」。そこで梨田の素性調査から始めるのだが、そこで明らかになる凄絶な過去とは……。 とまぁ、いわば「被害者探し」からの犯人探しという構成になっています。
 構成の妙による面白さのほか、前半で語られる大阪うんちくというか、「大阪探訪」とでも言うべき部分、梨田という人物の謎、終盤で煌く火村の推理の切れ味と、見どころ満載となっています。他にも、多くの登場人物によって一つのものが語られていく形式の構成も面白いです。事件の真相の救いの無さも中々でしたが…。
 ただ、本編が文庫700ページを超える大長編なので読むのが大変ですが、難点はそれぐらいです(苦笑) 

『東京レイヴンズ15』

 久々の本編新刊です。今巻と次巻ぐらいで、本編終了なのかと思っていたら、今回は過去編でした。
 夜光と相馬一族の出会いがメインとなっています(なんちゃって大蓮寺家もw)。過去の因縁の一端が明らかになった感じですが、夜光が「失敗」したという大戦末期の泰山府君祭はまだ書かれていないので(物語の核心部分)、もう一巻ぐらい過去編に使うのでしょうか。色々大変だったようですが、作者さんには頑張って完結させて欲しいです。

『3月のライオン 13』

 今回の主人公は坊(ぼん)と滑川さん(死神さん)です。
 二階堂が宗谷との対戦で見せた、気迫、見事な試合にみんなが影響を受けていく。二階堂は、カッコいい。ところで、前半は12巻の夏祭りで突如巻き起こった、林田先生と島田さんによる恋模様の続きが描かれておりますが、何とも言えない感じw どっちも頑張っていただきたい。
 ところで、田中さんは何時まで心の声でスミスと会話するんでしょうか(笑)
 
『金雀枝荘の殺人』(えにしだ荘の殺人)
 ミステリー。 一年前に起こった密室状態の館での殺人事件の謎を解くべく、集まった6人の男女を待っていたものは。
 犯行動機のもととなる因縁、トリック、謎解き、どれも素晴らしく、一気に読みました。どれもオーソドックスではあるのですが、ホラー要素に彩られて、さらに面白いものになっています。

『木島日記』
 民俗学者折口信夫(おりくち・しのぶ)を主人公に据えた、民俗学伝奇小説。ですが、民俗学テーマの小説でもなく、純粋な伝奇小説でもなく、どちらかといえば、イロモノ小説といったいかがわしさをぬぐい切れませんでした。どこに面白さを感じればよいか困る作品。イロモノ感が作者の意図するところであったのなら、図に当たっているのかも。

『僧正殺人事件』
 有名ミステリー作品。 マザーグースに材を採った見立て殺人テーマのミステリーの元祖(違っていたらすみません)。
 『グリーン家殺人事件』と双璧をなす著者の代表作の一つですが、個人的にはこの『僧正殺人事件』の方が面白かった。連続する見立て殺人事件の気味悪さと、それに挑む名探偵ファイロ・ヴァンスの推理と犯人の追い詰め方が圧巻
 古典的名作は、名作と呼ばれるだけあって、良いですね(たまにハズレもありますが)。

『ポーの一族』
 『トーマの心臓』を読んだので、今回は『ポーの一族』です。 
 言うまでもなく、萩尾望都さんの代表作の一つ。永遠の時を生きる美しきバンパネラの一族の伝説を描く。長編漫画ではなく、連作短編集。永遠に生きるがゆえに一所に留まれないエドガーたちバンパネラの、行く先々での出来事を描く。どの話も素敵な言葉で飾られた、一編の詩のような作品。
 先頃刊行された、続編も気になるところ。 なお、主人公たちの名は「エドガー」と「アラン」。ということは…。

『敗者復活戦』
 立ち読みで気に入って買った作品。
 古書店を舞台にした若干百合系の日常系4コマ漫画。美人で出来る人だけどどこか抜けている月穂さんと、アルバイトの女子高生、おバカな子ニーナと保護者兼親友の夕記たちの、掛け合いを楽しむ作品。古書店ウンチクも面白いが、力を抜いて楽しめるのがいいところ。



 今回はこんなところです。
 『東京レイヴンズ』は、実は先月末の刊行だったりしますが、新刊の方にしました。
 最近は積ん読本が増えてるので、頑張って消化していきたいと思います。山脈になっているw
 
 それではまた次回。
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ゆーいちです。

このブログでは特にジャンルを絞らず、自分が読んだ作品の感想を書いていこうと思います。
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よろしくお願いいますm(- -)m

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