太田詩織 『櫻子さん~ 狼の時間』 他感想

 前回更新から少し間が開いてしまって、スミマセン。
 それでは今回の分の紹介です。

新刊
・太田詩織  『櫻子さんの足元には死体が埋まっている 狼の時間』     ☆2.5
・森博嗣    『魔法の色を知っているか?』                     ☆3
・藤間千歳  『θ 11番ホームの妖精 アクアリウムの人魚たち』       ☆3.5

小説
・野尻抱介   『沈黙のフライバイ』      ☆3.5
・石持浅海   『扉は閉ざされたまま』    ☆2.5
・島田荘司   『眩暈』              ☆3

・スティーヴンソン  『ジーキル博士とハイド氏』  ☆3
・ヴェルヌ       『十五少年漂流記』      ☆3.5
・泉鏡花        『高野聖・眉かくしの霊』    ☆3.5

エッセイ他
・梅原猛       『隠された十字架 法隆寺論』  ☆3.5



感想
 『櫻子さん~』
 今回は中編一本、小編一本の構成。
 個人的には小編は良かった。中編は白々しさというか、嘘くささが気になる。そして、さっさと奴を片付けて欲しい。

 『魔法の色~』
 新シリーズ第二弾。
 今回は前回よりも近未来的というか、SFモノっぽくなっていますね。ただ着地点が不鮮明(シリーズを前提としているせいか)なので、単品としては少々物足りない感じです。

 『θ~』
 やっと出ました新刊。お待ちしておりました。 個人的には待った甲斐があったかと(丸一年待ち?)。
 中編二編構成でしたが、個人的には二本目「ツバクラメと~」が好きでした。『スワロウテイル』シリーズに繋がるようなお話だったので、その点でも楽しめました。一応言っておくと、前シリーズを未読でも楽しめます。

 『沈黙のフライバイ』
 ハードSF作品で、短編集です。
 タイトルにもなっている「沈黙のフライバイ」「大風呂敷と蜘蛛の糸」が好きです。手を伸ばしたその先にある、ありえそうな未来像という点でも楽しめるかと。

 『扉は~』
 サスペンス・ミステリー。頭脳戦というか、心理戦のやり取りを楽しむ作品。犯人の動機と、ヒロインの行動が謎。その論理が理解はできても賛同はできない。

 『眩暈』
 読み忘れ。ミステリー。
 虚と実、時間と空間が入り乱れてまさに眩暈を起こしそうです。こうしたオーソドックスな作品の方が好き。

 『ジーキル博士とハイド氏』、『十五少年漂流記』、『高野聖・眉かくしの霊』
 有名作・名作たち。
 『十五少年~』は、冒険小説としてとても面白い。彼らの知恵と勇気に拍手。
 泉鏡花の怪しい作品世界は、いいですね。『草迷宮』を捜し中。

 『隠された十字架』
 梅原先生の本は初めて。「法隆寺とはどんな寺か」を考えるエッセイ。
 緻密な推論と、広範な資料・研究の利用によって、説得力を持った面白い論考になっています。学会では相手にされなかったとのことのようですが、歴史読み物としても、歴史ミステリーとしても面白いです。


 今回はこんな感じです。
 他には池田清彦『新しい環境問題の教科書』が面白かった。目から鱗の環境問題論。
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