浦賀和宏 『姫君よ、殺戮の海を渡れ』 (幻冬舎文庫)

姫君よ、殺戮の海を渡れ (幻冬舎文庫)姫君よ、殺戮の海を渡れ (幻冬舎文庫)
(2014/10/09)
浦賀 和宏

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評価(☆5が満点)
☆2.5

あらすじ
 三枝敦士(あつし)は、Ⅰ型糖尿病の妹・里奈(りな)が群馬県の川で見たというイルカを探すため、妹と友人とともに現地へ向かう。当初イルカの存在自体を信じていなかった敦士だが、街の人々の不審な様子からイルカの話には何か秘密があるのではないかと推測する。
 やがて彼らが辿りついた真実は、悲痛すぎるさらなる運命の扉を空けていく……。
 切ない青春を描いた傑作恋愛ミステリー。

感想
 中古で安くなっていたので購入。

 大まかに言って、前後半に分かれている作品です。
 前半はあらすじに書いたように、理奈が見たと主張する川にいるイルカを探す話
 後半はイルカを巡って起こったある事件のその後をメインに据えた話です。
 どちらも登場人物は同じですが、時系列が変更されています。後編が前編の未来に置かれています。


 評価が低いのは、主人公である敦士がどうにも好きになれなかったからです。
 特に前半の子ども時代(高校生2年)が、もう最悪でした。シスコン気味な部分は置いておいても、その他が目に余りました。自己中心的であり、ご都合主義的であり、暴力的でありと、好きになれそうな部分が無い。しかも高校2年生…。
 読んでいてイライラしました(^_^;)
 まぁ、後半大人になってからはまともになっていて読みやすくなりましたが。

 あと、半ばぐらいで話の筋と言うかオチまで読めてしまったというのもありますが、そちらは別にいいです。辿りつきやすいように、わかりやすく書かれていたと思うので。
 


 個人的には、青春・恋愛ミステリーという看板には賛同できません。 この文句に惹かれて読もうと思われている方は、再考された方が良いでしょう。
 結末にショックを受けるでしょうから。
 ミステリーと言うよりは『アナザーへブン』のような作品でした。あちらよりは全然マイルドでしたが(^_^;) ちなみにですが、作風はまったく異なります。『アナザー~』は、ホラーミステリーです。
 マッド・コックのアレです。脳みそ料理のアレ。
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