森橋ビンゴ『この恋と、その未来。 -一年目 夏秋-』 (ファミ通文庫)

この恋と、その未来。 -一年目 夏秋- (ファミ通文庫)この恋と、その未来。 -一年目 夏秋- (ファミ通文庫)
(2014/11/29)
森橋 ビンゴ

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評価(☆5が満点)
☆4

あらすじ
 夏休みを迎えた四郎(しろう)と未来(みらい)は、クラスメイトの女子、和田(わだ)、三好(みよし)の4人で泊りがけの小旅行へと出かけることに。旅先の死までの解放感の中、未来から三好との仲を煽られて複雑な心中の四郎。未来への明かせない思いを秘めたまま、新学期が始まる。
 四郎は新学期早々、文化祭委員に三好と共に任命され奔走することに。共に居て気疲れしない、穏やかな三好に心地良さを感じながらも、未来への恋心を消化できないまま悶々とする。追い打ちを駆けるように、未来の心を奪う人物まで現れて…。

感想
 いよいよ本編に動きが出てきましたね。

 前巻末にて自分の未来への恋心を自覚した四郎ですが、ある事情から明かすわけにもいかず、悶々としております。
 そこに来て、女子二人を交えた「ダブルデート」ですよ。
 さらには新キャラ登場なうえに、あんなことになってしまって…。

 森橋さんは、四郎が嫌いなのでしょうか(笑)?

 まぁ、四郎は四郎で、今回の最後での発言も大概ヒドカッタですけどね。
 彼のイメージが変わるくらいの酷さというか、鬼畜ぶりというか。
 いっぱいいっぱいなのは分かるが、もう少し言いようがあるだろうと突っ込まざるを得ないw
 
 今後また一波乱もふた波乱もありそうですが、楽しみです。
 あの子には不幸な未来しか見えないのが悲しいですが(TДT) 気を強く持って頑張って欲しいと思います。
 どう考えても幸せになれなさそうなのがまた…。


 今回も性同一性障害という重いテーマでありながら、暗かったり、真面目になりすぎることも無く、程良い明る明るさとノリの良さで読ませてくれました。
 その点すごく上手ですよね、この作者さん。

 一方で未来や四郎の迷いというか、気持ちの置き方、在り様等はきちんと書かれていて、恋の問題に悩む高校生という部分もしっかりとあり、恋愛小説としてもきちんとしているかと思います。


 今回はあとがきにて、ちょっとしたSSが掲載されております。
 6p.程の本当にちょっとしたお話ですが、あの人たちの「その後」のお話を見ることができます。
 というか、本編中にもちょろちょろ出てきてますが(名前だけは)。 それなりに幸せそうで良かったです。
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