歌野晶午『絶望ノート』 (幻冬舎文庫)

絶望ノート (幻冬舎文庫)絶望ノート (幻冬舎文庫)
(2012/08/02)
歌野 晶午

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評価(☆5が満点)
☆3.5

あらすじ
 中二の太刀川照音(たちかわしょおん)は、いじめられる悲しみを日記帳に綴っていた。ある日いじめのあまりの苦しさに「神よ、是永(これなが)を殺してください」と記した。すると間もなく、いじめの主犯格だった是永が死んだ。しかし一向にいじめは止む気配が無い。次々にいじめをするクラスメイトの名前を書いた。彼らも死んだ。警察は関係者の一人として照音を取り調べるものの、どの事件に関してもアリバイが成立。
 犯人は一体誰だ?まさか、神が?

感想
 『葉桜の頃に君を想うということ』と同じ系統でしたね。
 ただ、個人的にはこの『絶望ノート』の方が好みですが。ちなみに売れたのは前者の方だそう。

 叙述トリックですので、内容にはあまり触れないことにします。
 ぜひ読んでみて、驚いてください。
 全容を把握してからストーリーを振り返ると、これまでの物語が全然違ったものに見えて驚けるかと思います。『葉桜』でもそれはありましたが、こちらの方は180度違って見えるのではないでしょうか?

 これまで見せられていた物は一体何だったんだろうか?

 そんなことを思ったり。
 ここまできれいに決まっている叙述トリックと言うのも珍しいのではないでしょうか?

 犯人はヒドイ奴だ。
 普通の犯人に輪を掛けてヒドイ。
 ネタバレになるので言えませんが、最低の部類の人間でしたね。欠片も同情出来ない犯人も珍しい。


 本筋とは特に関わりませんが、本作はザ・ビートルズの影響が色濃いです。
 私は殆ど曲などを知らないので、サッパリでした(^_^;) TVでよく流れる曲程度しか知りません。『鑑定団』とかw
 解説を読んで納得した口です。
 主人公の照音は、ジョン・レノンの息子ショーンから取っていたり、章題が楽曲名だったりしているそうです。

 今でいうキラキラネームでしょうね。
 「そりゃいじめられるだろう」と容易に想像出来ますよね。 あだ名は「立ちション」だそうな。
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