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宮部みゆき 『過ぎ去りし王国の城』他感想…

 WCに夢中で、読書ペースが落ち、更新が遅くなりました。 そのWCも本日未明、フランスの優勝で終わりましたので、読書に勤しみたいと思います(;^ω^)
 とは言え、暑くて読書向き絵ではない季節になりましたが。 皆様も、熱中症にはお気を付けください。
 
 それでは、今回の分の紹介と感想です。


新刊
・宮部みゆき    『過ぎ去りし王国の城』          ☆3
・原田マハ     『暗幕のゲルニカ』             ☆4
・森博嗣      『天空の矢はどこへ?』           ☆3
コミックス
・濱田浩輔     『はねバド! 13』              ☆4.5
・宮原るり      『僕らはみんな河合荘 10』       ☆4.5

既刊
・北山猛邦      『『瑠璃城』殺人事件』         ☆3.5
・――         『『アリス・ミラー城』殺人事件』    ☆3.5
・北林一光      『ファントム・ピークス』          ☆4
・笠井潔       『バイバイ、エンジェル』         ☆3.5
・鳥飼非宇      『非在』                  ☆3.5
・小路幸也      『札幌アンダーソング 間奏曲』    ☆3
・高城高       『墓標なき墓場』             ☆4
・エメリー・シェップ 『Ker 死神の刻印』           ☆4


感想

『過ぎ去りし王国の城』
 デッサンの古城の中に入り込んでの探索・冒険を通して、自らを再確認し前に進む力を取り戻す現代ファンタジー。 過去作、『ブレイブストーリー』、『英雄の書』などの系統。
 ただし、前述の作品ほどには登場人物たちの必死さ、切実さが薄いような気がする。 その点、イマイチ魅力に欠けた。

『暗幕のゲルニカ』

 今回の主人公は、パブロ・ピカソ。 戦争の悲惨さをショッキングな表現で訴えかける『ゲルニカ』。『ゲルニカ』の強烈な反戦のメッセージと、9.11以後「テロとの戦い」を謳い戦争へと邁進するアメリカ政府の相克を描く。
 前作同様、二つの時間軸を相互に展開することで、作品を織り上げてある。 ゲルニカの制作過程を当時の視点で、「テロとの戦い」に一石を投じようと奮闘するキュレーターを現在の視点で描く。
 『ゲルニカ』誕生までのピカソの葛藤を描く伝記のように読んでも良し、現代アートサスペンスとして読んでも良しの良品。

『天空の矢はどこへ?』
 今回は、ウォーカロンメーカー占拠事件をメインとした話。 占拠事件そのものは大して面白くはないが、キガタの活躍、マガタ博士の思考の後追いの確認が面白い。

『はねバド! 13』
 コニーVs. なぎさ戦決着。 アドレナリン出まくりのコニーがだんだん変態になっていくのを楽しむ巻。
 準決勝編は次回以降。 ラストで知った衝撃の情報(ホントか?)に綾乃がどうするのか、見もの。 
 志波姫唯華メインのスピンオフ小説は気になるものの未購入。アニメも未視聴。

『河合荘 10』
 晴れてお付き合い(仮)を始めた宇佐くんと律ちゃんの、初々しい恋模様をニヤニヤ眺める回。
 そしてとうとう(?)明かされるシロさんの秘密(笑) 再来週刊行の11巻で完結となりますが、どうなることやら。
 以前チラ見した雑誌掲載話でみた大学生Ver.の律っちゃんがめっちゃ可愛い。

『『瑠璃城』殺人事件』

 時間と場所を変え、繰り返される一組の男女の死。 彼らの恋の運命は悲劇から逃れられるのか。
 物理トリックで真っ向勝負なところが清々しい。 前述のストーリー部分の読み応えもあり、面白かった。 最後の図版のあれは、さすがに苦しいのでは…。

『『アリスミラー城』殺人事件』
 同じく「城シリーズ」(シリーズ作品としては三作目。 シリーズ相互の繋がりはほぼない。「城」がテーマ)。 
 『鏡の国のアリス』に材を採ったという不可思議な城、「アリスミラー城」で起こる『そして誰もいなくなった』をモチーフにした連続殺人事件の犯人は?  個人的にはこちらの方が面白かった。

『ファントム・ピークス』
 あらすじから普通のミステリー作品かと思いきや、まさかの展開を見せた作品でした。 あらすじだけだと、まさか『熊嵐』だとは思いもしなかった。
 かのモノとの対峙した時の手に汗握る描写など、真に迫った迫力がありました。苦手でなければ、ぜひご一読を。 「三毛別熊事件」、『熊嵐』でピンと来て、苦手だと思ったら止めた方がいいかもしれない(一応、二つのワードとも検索時は閲覧注意で)。 

『バイバイ、エンジェル』
 パリ、ヴィクトル・ユゴー街で発生した連続殺人事件を、現象学を駆使する矢吹駆が推理する。
 「現象学という耳慣れない学問を駆使する探偵」が気なって購入。あらすじのアオリに、「ヴァンダインを彷彿とさせる重厚な本格推理」を謳ってあるが、確かにそのような感触を持った。非常に緻密に作り上げられていると感じた。
 偽悪的というか、自罰的というか、暗さを抱えた主人公、矢吹が気になるところ。 彼の背景はシリーズを追えば見えてくるか…。

『非在』

 存在が定かではない幻の島を舞台にしたミステリー。 事件現場には後から到着した探偵が推理するという趣向。
 存在しない島の証明と、犯行時の犯人の非在証明(アリバイ)崩しが見どころ。 『樹霊』で登場した観察者再登場。

『札幌アンダーソング』

 シリーズものの二作目(一作目は未読)。 エンタメミステリー作品。 「ちょっとミステリーでも読もうかな」、という気分の時にはいいかも。
 「闇社会のフィクサー」って、流行ったのでしょうか? 『金田一少年の事件簿』の高遠(地獄の傀儡師)のせい?

『墓標なき墓場』(高城高全集 第一巻)
 一隻の船の沈没事件の真相を追う記者の姿を追った、社会派ハードボイルド小説
 非常に面白かった。舞台は昭和30年代の北海道と古めかしいのだが、それがちっとも足を引っ張らない面白さ。
 全集として全国区で再販されてよかった作品(元は個人の地方出版品だそう)。 他の全集(全三巻)も購入しよう。

『Ker』
 幼いころの記憶を失っている検事ヤナ・ベルセリウス。彼女が担当することになった殺人事件の容疑者の首筋に刻まれた文字。自らの首筋にも同じように文字が刻まれていることに不安を感じたヤナは、事件を追うとともに自らの過去に対峙することを決めた。
 とまぁ、設定盛りだくさんの美人検事ヤナ・ベルセリウスが魅力的なミステリー
 現在問題になっている欧米諸国の難民事情。難民問題を取り込んで織りなした社会派ミステリーでもあり、作中のある出来事などは実際に起こっていそうな点で嫌ミスかも。 続編がありそうなので期待。
 因みに、作者さんも超美人(折り返しの写真参考)。


 川上稔『境界線上のホライゾンⅪ 上』は読了していません(分厚いので)ので、今回は省きました。
 それでは、今回はこの辺で失礼します。
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Author:ゆーいち
ゆーいちです。

このブログでは特にジャンルを絞らず、自分が読んだ作品の感想を書いていこうと思います。
記事中の作品についての評価は、おススメ度と見てください。

出来るだけ週一程度のペースで更新していきたいと思います。

よろしくお願いいますm(- -)m

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