FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

三津田信三 『誰かの家』他感想…

 今年も花粉症が辛い季節がやってきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
 飛散量は少ないそうですが、目鼻にはキます。 薬のおかげで、何とか凌げていますが、花粉の季節が早く終わるといいです。
 そんなこんなで、久々の更新ですが、今回の分の紹介と感想です。


新刊
・三津田信三      『誰かの家』             ☆3.5
・森博嗣         『血か、死か、無か?』        ☆3.5
・澤村伊智        『ぼぎわんが、来る』        ☆4
・河野裕         『夜空の呪いに色はない』     ☆3.5
コミックス
・濱田浩輔       『はねバド! 12』           ☆4

既刊
・山本弘        『神は沈黙せず 上・下』       ☆3.5
・笹本祐一       『妖精作戦』              ☆3.5
・――         『ハレーション・ゴースト』        ☆4
・――         『カーニバル・ナイト』          ☆3.5
・――         『ラスト・レター』             ☆3.5
ラノベ
・川上稔        『境界線上のホライゾンⅩ(中)』   ☆4
・――          『境界線上のホライゾンⅩ(下)』    ☆4


感想

 『誰かの家』
 怪談形式で送る、ホラー短編集。「作家シリーズ」、「家シリーズ」のように、日常の延長線上にある恐怖を切り取った6篇。
 パニックホラーとは違って、ぞくりとする正統派怪談の趣。
 「ドールハウスの怪」、「御塚様参り」が気に入る。「あとあとさん」の四谷怪談考も面白い。

『血か、死か、無か?』

 「Wシリーズ」第8弾。「人間を殺した最初のAI」との対話を巡る話。時を同じくしてナクチュから一体の遺体が盗み出される。
 今回は、「百年シリーズ」との繋がりが見えてきた回。既出シリーズとの繋がりが見えてくるのは、楽しい。「百年シリーズ」は、登場人物の名前が思わせぶりなくせに、他作品から浮いていたように思っていたので、今回ですっきりしたw
 シリーズ未読でも楽しめるとは思います。

『ぼぎわんが、来る』

 ホラー作品。非常に面白かった。
 三章構成になっており、始まりは正当はホラー物語として始まる。ところが二章では、一章で見た景色が一変し、その様相がまるっきり逆転する。最後の三章では、二章での怒涛の展開の勢いのままに解決へと突き進む。
 ストーリーテリングが見事なうえ、上記の様な構成の妙もあり、ちっとも読み飽きないし、ダレない。非常に面白いホラー小説だった。三章の若干非現実的な部分が気に入らない人もいるかもしれないが、作品全体としては調和がとれているので別に構わないと思う。

『夜空の呪いに色はない』
 「階段島シリーズ」久々の新刊。
 大地を救うべく、奮闘する七草たち。安達と真辺との対立と、七草の「帰還」。窮地に立たされる魔女・堀と、先代魔女・時任とのやり取りの内に明かされる、「魔女の呪い」とは。「大人になる」とは何か。
 やはり堀ちゃんが可愛い。

『はねバド!』
 益子との試合に決着。 なぎさ対コニーもいよいよ本気モードへ。 追い詰められたなぎさに逆転の芽はあるのか。
 雑誌上だと、コニーが変態化してて笑った。

『神は沈黙せず』

 数々の実際に報告されたオカルテックな事象(UFO、超能力、超常現象)などから、理論的に導出可能な神の姿を描き出すSF作品。
 作中で徐々に神の実在が推測・証明されていく様は楽しめる。が、結果明らかにされた「神」の姿は、何の面白みもないかと。『マトリックス』、『フェッセンデンの宇宙』などの他作品のアイデアを足してみた感じ。「現実が何らかのシミュレーションかもしれない」という話。
 結論と作中での未来予測(刊行は2003年)の陳腐さは別にしても、神の正体を明らかにするというミステリー趣向のストーリーは面白かった。

『妖精作戦』、『ハレーション・ゴースト』、『カーニバル・ナイト』、『ラスト・レター』(いずれも創元SF文庫版)
 学園SF作品。「ライトノベルのはしり」とも言われる四部作(『妖精作戦』の刊行は1984年)。 学園もの、SF(超能力、異星人)、ミリタリー(兵器、乗り物)、秘密組織と、様々なネタをこれでもかと詰め込んだ作品。
 活き活きとしたキャラクターたちの個性と、彼らが織りなすドタバタ劇が魅力の作品。現在でもその魅力はそれほど色褪せてはいないと思う。
 以降の作品や作家への影響の度合いは、各巻の解説(有川浩、小川一水、谷川流)に詳しいかと。

『境界線上のホライゾンⅩ(中)、(下)』
 対羽柴総力戦の一つの結果と、その後の再起の話。
 下巻では、とある事情から死んだトーリを蘇らせるため、浅間とミトがあの世で1501回を致す。長年ためていたせいか、ハッスルしすぎです(前準備も含めてだが200Pほどが費やされるとか…。あと、あのイラストはアウトでは)。
 ともあれ、物語のクライマックスに向けての準備が整ったようで、あとはどんな結末になるのかが楽しみ。十本槍の皆の残念も解消されたみたいだし。トーリとホライゾンの子の正体も明らかになりました。


 『ぼぎわんが、来る』が期待通りの面白さで良かった。
 最近読むペースが落ちて来ているので、頑張りたいと思う。
 それではまた次回。
スポンサーサイト
プロフィール

ゆーいち

Author:ゆーいち
ゆーいちです。

このブログでは特にジャンルを絞らず、自分が読んだ作品の感想を書いていこうと思います。
記事中の作品についての評価は、おススメ度と見てください。

出来るだけ週一程度のペースで更新していきたいと思います。

よろしくお願いいますm(- -)m

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
閲覧者数
検索フォーム
カテゴリ
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。