更新 Part.2 感想

 それでは、感想パートです。

感想
『凶器は壊れた黒の叫び』
 謎多き新登場人物・安達と、階段島の魔女・堀の対決の巻。安達の目的が明かされます。
 今回は何をおいても、魔女さんこと堀ちゃんがすげー可愛い! なんだこの可愛い生き物はw クールで無口な冷たい系美人かと思いきや、あの可愛さ。これだけで十分です、はいw
 島民の過去や階段島の性格など、謎も徐々に明かされてきて、そちらの方向でも楽しめる巻でした。


『青の数学 2』
 新しい登場人物が颯爽と登場しますが、特に何もなし。ストーリーを進ませはしましたが、主人公との絡みが弱い…。
 話は相変わらず「決闘」、「決闘」、また「決闘」。数学の問題を解きまくる(実際に回答する描写はほぼなし)だけで、数学の話はあまりない。 数学読み物というよりも、数学をダシにした少年バトル漫画のイメージ。 「青春小説」として売られているけれども、青春小説要素も特になく、お情け程度の学園生活が描かれるだけ。
 もう少しストーリーそのものに数学を組み入れるなりしてほしかったかな。『ちはやふる』や『三月のライオン』みたいに。


『ホーンテッドキャンパス 君と惑いと菜の花と』
 森司とこよみの初デートの巻。 なんだか巣立ちを温かい目で見守る親鳥の心境ww
 短めの中編三篇構成でしたが、なかでも「よけいなもの、ひとつ」おススメ。 バイロケーション・スプリットとしてあとがきなどで紹介されている事件。森司の同好会入会と中学時代にまつわるお話。


『天命の標Ⅸ』
 SF作品。待ちに待った新刊です(半年延期)。
 最終巻(複数巻な予定だそうなので、最終章?)にむけての助走が完了したようです。最終章、イサリやカドムたちはどんな景色を見せてくれるのか非常に楽しみですねぇ。そういえば、個人的に好きだったシュタンドーレ総督、彼の奥さんが再登場(『Ⅵ宿怨』以来・)したり、物語の収束と終息を感じさせられました。嬉しいやら悲しいやら。
 とは言え最終10巻は、2018年順次刊行予定とのことで、2年待ちですが……。早く読みたい!


『デボラ、眠っているのか?』
 Wシリーズ第4巻。 今回は一気にSFチックになりまして、AI大戦争でしたねw いやぁ、ほぼ本編の水面下で進行したので、読み口としてはいつも通りですが。
 徐々に何かが明らかになってきましたが、まだ全貌はつかめません。どうなっていくのか。 作品時間としては、『四季シリーズ』⇒『Wシリーズ』⇒『百年シリーズ』的な位置づけなんだろうか?


『冬空トランス』
 「樋口真由、消失シリーズ」の第三弾。 中・短編集。
 表題作の「冬空トランス」は、胸糞悪くなること請け合いですが、ミステリーとしては楽しめました。犯人どもの身勝手さにうんざり。
 「夏風邪とキス以上のこと」、「モザイクとフェリスウィール」は、樋口真由というキャラクターの魅力が存分に楽しめる短編になっています。可愛いよねぇ…(;^ω^)
 「わがままなボーナストラック」は、一作目『消失グラデーション』真の解決編。一作目を読んでいないと楽しめず、忘れていても楽しめないので、一作目を読んでから読んで欲しいというまさに「わがままなボーナストラック」ですw


『上石神井さよならレボリューション』

 ↑同一作者さんによるノンシリーズもの。こちらは日常の謎をメインに据えた、学園ミステリー。「消失シリーズ」にあるような外連味はこちらにはないので、取り付きやすさはこちらの方が上かも知れません。
 キャラ立ちがいいのが特徴の作者さんですが、こちらのキャラクターたちも魅力的です。


『ダンまち 11』
 「異端児編」終了。 なんだかんだ、つまらんと否定してきた「異端児編」ですが、最終巻は面白かったと思います。ラストの一騎打ちは、ミノタウロス退治を思い出させるいい戦いでした。
 が、読み終えて思ったのは、「やっぱり前の巻、○っと不要だったのでは?」でしたが…。「異端児たち」との出会いと別れ、それだけでよかったかと。「お涙頂戴」演出の仕込みが過ぎたかな…。 次巻からの新章が、冒険にあふれたものに戻ることを期待。


『青春ブタ野郎~』
 前巻の衝撃のラストから始まった、「翔子さん編」の完結巻です。
 予測とはちょっと違いましたが、壮大な夢落ちでしたねw まぁこうでもしないと結果をひっくり返すことはできないでしょうし。 それにしても主人公は、よく選びましたね。そこは素直にすごいと思います。あんな選択を迫られても、選べる気はしませんから。


『38億年生物進化の旅』

 ご存知池田先生の生物学のエッセンスを詰め込んだ本。生命の発生から人類までの進化の歴史を構造主義生物学の知見から描き出したもの。これを読んでから『進化論を書き換える』を読むと読みやすくなるかもです。


『オカマだけどOLやってます。』
 イラスト付きエッセイ集。
 能町みね子さんをTVで見たことはあれど、どんな人なのかは知らなかったので購入(本書を見るまでオカマだとも知らずw)。彼女のオカマOL時代を赤裸々につづったエッセイ。とは言え、深刻すぎず軽めに、明るいタッチで語られていて、読みやすい。
 「そんなところが気になるんですね」といった、オネェあるある的な話が面白かった。


『世界の果ての夏』

 ゆっくりと終末を迎えつつある世界を舞台としたSF作品。
 週末世界が舞台ですが、世界観はあまり暗くなく、閉塞感もあまり感じられません。子供と老人、現在と過去。二つの視点から世界が描かれます。 面白かったのですが、「果て」の正体がよくあるタイプだったのでその点が残念。もう一捻りぐらいあってもよかった。


『宇宙軍士官学校』
 SF作品。 長いシリーズ(11月に12巻が発売)の第一巻。
 第一巻は、しがない地方軍人(地球連邦の日本自治州の地方分隊所属の一軍人)の主人公の成り上がりのストーリー。編入された新設の宇宙軍の士官学校での日々を描く。


『フライ・バイ・ワイヤ』
 ロボットが登場するSF的な世界舞台にしたミステリー作品。 ロボットを駆って登校してくる転入生。彼女の登場から、学校に不協和音が…。そして起こる事件。
 舞台は特殊ですが、実態は正統派の学園ミステリー。石持さんの作品によくあるタイプ。ロボットもストーリーや謎解きに上手に組み込まれており、読みごたえがある。
 ヒロインの梨香の強さと聡明さが魅力。
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更新 Part.1 書名・評価

 だいぶ遅くなってしまい、スミマセン。  先週末から風邪でダウンしていました(;^ω^)
 
 遅くなってしまった分、本が少々溜まってしまったので、分割での紹介にしたいと思います。 ここでは、署名と評価の紹介のみとして、感想は別回に回します。 冊数としてはそう多くはないのですが、感想を合わせて掲載することを考えると長くなってしまいますので、ご了承ください。


新刊
・河野裕       『凶器は壊れた黒の叫び』         ☆4
・王城夕紀      『青の数学(2)』               ☆2.5
・櫛木里宇      『ホーンテッド・キャンパス 10』      ☆3.5
・小川一水      『天命の標Ⅸ Part.2』            ☆4
・森博嗣        『デボラ、眠っているのか?』        ☆3.5
・長沢樹       『冬空トランス』                ☆3.5
・――         『上石神井さよならレボリューション』    ☆3.5

ライトノベル
・大森藤ノ      『ダンまち 11』                ☆4
・鴨志田一      『青春ブタ野郎~ 7』            ☆3.5

コミックス
・末次由紀      『ちはやふる 33』              ☆3.5


既刊
・池田清彦      『38億年生物進化の旅』           ☆3.5
・能町みね子     『オカマだけどOLやってます。完全版』   ☆3.5
・つかいまこと    『世界の果ての夏』               ☆3
・鷹見一幸      『宇宙軍士官学校-前哨‐ 1』        ☆3.5
・石持浅海      『フライ・バイ・ワイヤ』             ☆3.5

東野圭吾 『祈りの幕が下りる時』他感想

 前回更新からだいぶ間があいてしまい、スミマセン(;^ω^)
 本当は、先週更新しようと思ったのですが、windows10 anniversary updateに時間を取られまして…。更新に半日かかるとは。んで、ダレたので止めました……。
 ということで、久々の更新です。

新刊
・東野圭吾       『祈りの幕が下りる時』       ☆3.5

・佐島勤         『魔法科高校の劣等生 20』   ☆2.5
・ヤスダスズヒト    『夜桜四重奏 19』         ☆3  
・海野チカ        『3月のライオン 12』        ☆4

既刊
・J. ディーバ―     『ボーン・コレクター 上・下』    ☆3.5
・森博嗣         『工作少年の日々』         ☆3.5


感想

 『祈りの幕~』
 「加賀シリーズ」の最新刊です。
 加賀の母親の家出後の消息、そして加賀が日本橋署にやって来た理由が明らかに。今回は事件捜査メインというより、加賀の母親の人生ドラマの感が強い作品
 推理ものとしての加賀シリーズを期待していると、肩透かしになるかも…。個人的には、人情味のある加賀シリーズは嫌いではないので楽しめました。「東野作品は人情話が多くなってきて嫌い」というレビューをよく見ますが、賛同しかねます。
 ただ、本作は「原発原発」煩いのが目につきました。

 『劣等生 20』
 本編新刊は、緊迫の前回からの息抜き回でした。まぁ、舞台が南国なだけでやっていることはいつも通り…。いい加減謀略モノから離れては?
 こっちを番外編にして、完全なバカンス編にした方がよかったのはなかろうか。エリカは置いておいても。

 『ヨザカル 19』

 今回も分厚いw 神無月に向けて、いよいよラストスパートがかかりだした感じですね。というか、円神、パワーアップしすぎじゃないですかね? 最終決戦、大丈夫なのか…。 そして椎名さんは、(全裸系)海坊主に…。

 『3月のライオン』

 アニメや映画やらでいろいろ大変そうな海野さんですが、頑張ってくださいw
 さて本編ですが、今回は藤本雷堂棋聖が主人公と化しております。 いつも以上にはっちゃけた感じで、飛ばしておりました。117話冒頭とか最高(爆笑) あと滑川と零君の対局も面白かった。
 今回は将棋が面白い巻でした。

 『ボーン・コレクター』
 映画はかなり昔に見たのですが、原作は未読だったので読んでみた次第。
 流れるように展開される場面に流されるまま、一気に読んでしまった感じです。専門用語、説明台詞の嵐ですが、読んでいて特に苦になるものではなく、作者の技量を感じます。
 ライムとサックスのコンビの今後の活躍も追っていこうかと思います。とりあえずは『コフィン・ダンサー』から。

 『工作少年の日々』
 エッセイ。 他のエッセイ集と同じく、モノ作りへの愛着が感じられる。話のテーマは他とかぶっているのだが、それでも楽しめる。
 土屋先生のエッセイと同じく、説教クサくないエッセイだというのも良い。


 他には新書などを5冊ほど読んでいました。
 養老孟司『身体の文学史』は、「日本文学の身体性(の欠如)」という切り口が面白かった。もっと読み込む必要がありですが。
 網野善彦『歴史を考えるヒント』が、日本史を採らなかった人間には新鮮。ただ若干政治色が窺える部分があるのが不満といえば不満。

 あとは久々にゲームしてました。『ペルソナ5』。やっと一周目を終えましたが、100時間以上掛かりました…。内容が濃いので不満はないのですが、周回を前提にした作品でこのボリュームはちょっと辛い…。

 それではまたノシ
プロフィール

ゆーいち

Author:ゆーいち
ゆーいちです。

このブログでは特にジャンルを絞らず、自分が読んだ作品の感想を書いていこうと思います。
記事中の作品についての評価は、おススメ度と見てください。

出来るだけ週一程度のペースで更新していきたいと思います。

よろしくお願いいますm(- -)m

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