喜多喜久『創薬探偵から祝福を』他感想

 少し、間が空きましたが、今回の分の紹介です。

・喜多喜久     『創薬探偵から祝福を』        ☆3.5
・羽田圭介     『メタモルフォシス』           ☆3
・ヴァーリィ, J.   『汝、コンピューターの夢』       ☆3.5
・アン・レッキー  『反逆航路』                ☆3.5
・夢枕獏      『陰陽師 竜笛ノ巻』           ☆3.5
・――        『陰陽師 太極ノ巻』           ☆3.5

・乾石智子    『夜の写本師』
・――       『魔道士の月』
・化野燐      『葬神記』

・――       『鬼神曲』

感想
 『創薬探偵~』、久々の喜多さん作品。先日、「このミス」ドラマ版にも作品が出てましたね。
 『ラブケミストリー』以来の創薬分野でのミステリー作品、ですかね。ただし、こちらの作品はトーンが真面目です。ラブコメチックな要素は無し。新潮nexというレーベルからすれば、もう少し軽いタッチでもよかったのかもしれませんけどね。
 今回の犯人は、病気です。病気の治療薬を探す=創薬探偵の仕事、ということです。今年のノーベル賞の大村先生の業績も創薬ということですので、この機に読んでみては?
※ドラマの方はトリックが分かりやすすぎでしたね。あとオチが、いい話になっていたのもちょっと…。

 『メタモルフォシス』
 こちら芥川賞作家、羽田さんの作品。受賞作は読んでいません。食指が動かないのでw
 本作は、タイトルにあるようにメタモルフォシス=変態(動植物・昆虫が姿形を変えること)で、変態(HENTAI)に変態する/した人たちのお話。SMに興味がなくても楽しめる、かな(SMには興味はないですが、一応楽しめましたよ)? ただし、エロ・グロに耐性がない方にはお勧めできない作品ですね。

 『汝~』
 SF作品。短編集。作品自体はだいぶ古いものだそう。ただ時間の経過をあまり感じさせない、面白さがありました。古ぼけた感じはしなかった。
 この巻では「ピクニック・オン・ニアサイド」と「逆光の夏」が好きでした。二巻目が来年二月頃出る予定だそうなので、楽しみにしておきたいと思います。

 『反逆航路』
 高評価の作品(海外SF賞7冠)ということで、買ってみたもの。 設定の妙と、キャラクターが面白い作品でした。ただし、人称代名詞の問題と、視点の切り替えが多用されているので、物語を追うのが大変ですが(;´・ω・)
 てか、結局仇討はやめたのかな? 事情が錯綜しすぎていて…(今と19年前と1000年前が同時に語られたり)。まぁ、どれが仇の側のアーナンダなのか見分けらんないと無意味ですしね。
 こちらも続巻が来年春ということで楽しみです。次巻もブレクの話なんだろうか?

 『陰陽師』
 こちらは順調にシリーズを消化中。『滝夜叉姫 上・下』まで購入しました。
 今回読んだ範囲には、「虫愛ずる姫」の話があって面白かったです(本家の方は『ナウシカ』の元ネタの一つ)。無為に飾り立てていないのがこのシリーズのいいところですよね。


 『夜の写本師』シリーズは、心惹かれたので購入しましたが未読です。
 「考古探偵シリーズ」『葬神記』、『鬼神曲』も未読です。
 他、池上永一『レキオス』も買ったものの、未読です。
 最近、週末は天候不順なので、ちょうどいいかなと思います。
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