蒼樹うめ 『ひだまりスケッチ』 (まんがタイムKRコミックス)

ひだまりスケッチ (1) (まんがタイムKRコミックス)ひだまりスケッチ (1) (まんがタイムKRコミックス)
(2005/10/27)
蒼樹 うめ

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評価(☆5が満点)
☆4

あらすじ
 やまぶき高校美術科への入学を機に、親元を離れ、学校側のアパートで独り暮らしをすることになったゆの。 ところが、彼女が入居したアパートは「美術家の変わり者達が集まることで有名」ないわくつき物件で…。
 ゆのと他の入居者たちによる、ほんわかドタバタコメディ4コマ。

感想
 非常に今さらなチョイスです(笑)
 名前は見たことはあったのですが、読んだことがなかったんですよね。 でも、最近になって新刊が出版されたのを見て立ち読みした結果、ハマって、中古ながらまとめ買い。

 久々に4コマ漫画を購入しましたが、その中でも一番面白いと思いました。 とは言え、そんなに数を読んではいないのですけどね。
 登場人物たちが可愛いというのもありますが、お話も普通に面白いです。
 4コマとして、一話(?)毎にきちんとオチもありますし、連作としても読んで楽しいという作りになっています。 「4コマはちょっと」という人でも普通の漫画のノリで読むことができると思います。


 登場人物は、途中で増減はありますが基本、ゆの宮ちゃんヒロ沙英(さえ)の4人です。 途中で乃莉(のり)、なずなが加わり、最新刊で茉莉(まつり)が加わっています(ヒロ、沙英が卒業)。
 ちなみに、作中では全ての登場人物には名前か名字しか設定されていません。


 基本的にこのアパートの入居者間でのやりとり、もしくは学校生活を描いた作品です。 音楽を嗜んだり、オタクぎみだったり、カフェで働いたりはしませんw
 特別なことはないけれど、そこが良い。
 癒されます。
 個人的には、沙英と乃莉が好きですね。 宮ちゃんもわりと好き。 


こちらが最新刊です。

ひだまりスケッチ (8) (まんがタイムKRコミックス)ひだまりスケッチ (8) (まんがタイムKRコミックス)
(2015/02/27)
蒼樹 うめ

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 この類の4コマ漫画は、本が高いですよね。
 一冊800円オーバーが普通で、中には一冊1000円のものもありますし…。 刊行ペースが遅いからしょうがないのかもしれませんが、後追いで購入しようとする人間にはつらいですよね。 せめて文庫本ぐらいの値段にはならないのだろうか?
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三津田信三 『蛇棺葬』 (講談社文庫)

蛇棺葬 (講談社文庫)蛇棺葬 (講談社文庫)
(2013/10/16)
三津田 信三

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百蛇堂<怪談作家の語る話> (講談社文庫)百蛇堂<怪談作家の語る話> (講談社文庫)
(2013/12/13)
三津田 信三

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 今回はちょっと変則的です。 評価は、二つ合わせてのものとなっています。

評価(☆5が満点)
☆4 (『蛇棺葬』☆3.5、『百蛇堂』☆4)

あらすじ
 (『蛇棺葬』
 幼い頃、引き取られた百巳家(ひゃくみけ)で蛇神を祭る奇習と怪異のただなかに「私」は過ごす。成長した私は、訳あって再びその地を訪れることになる。百巳家にある開かずの離れ、「百蛇堂」。そこで行われる、百巳家の葬送百儀礼で何が起こるのか……。

 (『百蛇堂』
 作家兼編集者の三津田信三(みつだ・しんぞう)が紹介された男、龍巳美乃歩(たつみ・みのぶ)が語ったのは、とある地方の旧家、百巳家での真に迫った実話怪談だった。数日後、彼から送られてきた怪談の原稿を読んだ三津田と周囲の人々を次々と怪現象が襲う。 龍巳が語った長い長い怪談、『蛇棺葬』からの謎と怪異が繋がり、広がる……。


感想
 二冊合わせての紹介ですが、この二冊は前後編などの二分冊の関係にはありません。
 個々の作品自体は独立しているので、どちらか一つだけを読んでも一つの作品として楽しむことができます。  ただ、『蛇棺葬』を読んだ後で『百蛇堂』を読んだ方がより怖さが増すのではないかと思います。


 『蛇棺葬』では、幼い「私」が地方の旧家、百巳家で遭遇した恐怖体験と、長じてから再び百巳家を訪ねることになった「私」の体験から構成されています。
 あらすじを見ていただければわかるかと思いますが、この恐怖体験の語り手が『百蛇堂』での登場常人物、龍巳美乃歩ということになります。
 『百蛇堂』では、その龍巳の怪異譚がもたらす怪異現象を軸に、作家・三津田信三が怪異に挑むという形式です。
 創作と現実、過去と現在が混沌と入り乱れ、恐怖心を煽ってきます。 個人的には、怪異の発生が具体的な場所(「百蛇堂」)に限定されていないため、こちらの方が身近に感じられ、こちらの方が怖かったですね。
 
 
 とは言え、ホラーでありながら単純なホラーだけではないところが三津田さんの作品の面白いところです。
 先に紹介した『のぞきめ』の時にも書きましたが、ホラーと謎解きがこの作品でもミックスされています。 というか、謎が解けたら解けたで、怖さが増すということもままあるんですが(^_^;)

 今回の『百蛇堂』はこちらのパターンでした。
 fictionとnonfictionが混然としているのもあって、今にも自分の所にも来るんじゃないかとも思ったりしました。 最後に明かされたオチもなかなか面白かったです。
 普通なら叩かれそうですが、この作品ではそんなことはなく、むしろより魅力的にしているように思いました。


 あまり書いてしまうと、読んだ時の恐怖感がだいなしになってしまうと思うので、この辺にしておきます。
 あとは是非、ご自身の目で確かめてください。
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