ぷよ 『長門有希ちゃんの消失 (8)』

長門有希ちゃんの消失 (8) (カドカワコミックス・エース)長門有希ちゃんの消失 (8) (カドカワコミックス・エース)
(2015/03/25)
ぷよ

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評価(☆5が満点)
☆4

あらすじ
 クリスマスの日、ドキドキの瞬間を迎えた二人は、その後、互いをそれまでよりも意識しつつも自然な距離感で素直に接することができていた。
 クリスマスを経て、何故かハルヒと鶴屋さんが巫女服でバイトをしていたりした総出の初詣イベントを終え、いよいよ新学期が始まった冬のある日、長門はある決意をする……。

感想
 7巻の衝撃のラスト、というか「クライマックスなんじゃね?」のシーンを経ての新刊です。
 『ヤングエース』での連載は追っていないので、この巻で終わるのかなぁとか思っていましたw アニメ放送開始直前に原作が終了するとかいう、珍しいパターンなのかと。
 でもなにやら、まだつづいていくもようで、楽しみが減らずに一安心です。


 二人のイチャラブっぷりを見せつけられるのかと思いきや、案外落ち着いた感じでした。 まぁ、二人の性格的にいきなりいちゃつくことは難しいか。 あんまり甘甘な青春模様を見せつけられてもアレなんで、よかったです。
 
 なんだか長いエピローグを見ている気分w
 でも時々、長門が自分の想いをストレートにキョンに伝えているシーンをみると変わったなぁと思ってみたり。
 手料理に挑戦とかこれまたベタなことをやりだすのもまた。
 風邪で寝込んでいるところにお見舞いに来るとかこれまたベタ(長門が風邪ひきで、キョンがお見舞い)。
 だがそれがいいw


 朝倉さんがネタキャラとしていい味を出しているのも、この作品の面白いところですね。 『ハルヒちゃん』のあちゃくらさんと同化してる気もしますが。

 絵柄が割と変わることは気にしたら負けなのでしょうか?

4月3日からアニメ版も放送開始だそうです。
TOKYO MXほか。
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あざの耕平 『東京レイヴンズ (13)』(富士見ファンタジア文庫)

東京レイヴンズ (13) COUNT>DOWN (富士見ファンタジア文庫)東京レイヴンズ (13) COUNT>DOWN (富士見ファンタジア文庫)
(2015/03/20)
あざの 耕平

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評価(☆5が満点)
☆4

あらすじ
 土御門夏目(つちみかど・なつめ)の窮地を機に、身を潜めていた仮初の巣から飛び立ち終結した仲間たち。再会を喜ぶのも束の間、数日後に大規模霊災テロが計画されていることを聞く。かつて二度繰り返された3月3日のテロであり、次こそが「本番」だという。
 強大過ぎる相手を前に、夏目たちは仲間を増やそうを行動を開始する。しかし、それを阻むように陰陽庁はある声明を発表し……。

感想
 遅くなりましたが、感想です(書き忘れていたことは秘密です(^_^;)


 今回はサブタイトルに「count > down」とあるように、迫った来た決戦に向けてのそれぞれの陣営の備えの回でした。
 備えもそうなんですが、伏線もいくつか回収、または徐々に姿を明らかにしています。
 決戦に向けてじわじわと盛り上がって来ていますね~。 今回は大きな動きは特になかったのですが、その分、次回からは何らかの動きがありそうです。

 木暮に関しては動きがありましたが、結局彼はどうなったんです?
 確保されたんでしょうかね。 そうすると戦力的には大分不安が残ることになりそうですが。
 大友も、どうする気なのやら。
 夏目側は孤立無援感がすごいです(笑) 
 味方が少ないというか、誰が見方で誰が敵なのかも分かりにくい。

 春虎は、なぜ夏目たちに接触しないんでしょうかね? 理由はありそうですが、まだ謎。 これまでの経緯からすると、泰山府君祭に関係した何かがありそうですが。
 てか、今回はある程度は接触していたら余計な問題は生じなかったんじゃないかと思ってみたり。 あのトラブルにも対処出来ただろうしね。


 そう言えば、今回はとうとう「あの人」が登場しましたね。 音声のみですが。
 「夏目の復活に失敗した」と千さんに言われていましたが、その理由もちょっとだけ語られました。 なにやら、まだ何かありそうです。夏目の出生にも何かあるのかな?

東京喰種―トーキョーグール―:re 2 (ヤングジャンプコミックス)

東京喰種―トーキョーグール―:re 2 (ヤングジャンプコミックス)東京喰種―トーキョーグール―:re 2 (ヤングジャンプコミックス)
(2015/03/19)
石田 スイ

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評価(☆5が満点)
☆4

あらすじ
 『半喰種』として任務に当たるメンターの佐々木琲世(ささき・はいせ)に対し、班員の瓜江(うりえ)、不知(しらず)、六月(むつき)、米林(よねばやし)らは、それぞれ複雑な思いを抱く。
 現在、より一層の戦力の拡大をする喰種集団『アオギリの樹』の動向を探りつつ、次なるターゲット・ナッツクラッカーの捜査を開始する。
 ある日、ふと引き寄せられた喫茶店で琲世は「懐かしい香り」と出会う。そこには、自身のひも解く鍵があるのだろうか?

感想
 トーカちゃんが表紙ですね。
 いいなぁ、かわいいな。 妖艶さが増してますね。
 ストーリーには今後どうかかわってくるんでしょうか。 何やら怪しい動きをしてたりもしますが…。


 さて、本編ですが、ナッツクラッカー捜査の続きからの収録となっています。喫茶店『re;』を訪問したところからです。
 収録分は、先々週ぐらい(?)に『ヤングジャンプ』に掲載した話までです。「彼」の再登場シーンまで収録されていました。
 一巻の時も思いましたが、わりと目一杯まで収録するようにしているんですね。


 ナッツクラッカー編といえば、メンバーの女装シーンがありますが、改めて見て思った、「ヒデーな」と(笑)
 発想がヒドイw
 でも、意外と見れるのが驚き。 トオルはまぁいいとして、琲世……女装似合い過ぎ。

 
 徐々にではありますが、二期の作品世界が明らかになって来ていますね。 来週以降、本編はどうなるのか。 
 てか、「彼」はどうなってるんですかね? クローンみたいなもの? なんだか「量産化フクロウ」みたいですが。 半グールかな。

 そして気になる亜門さん。 もしや彼も? 
 どうやら二期は、一期と立ち位置を逆転することがテーマな気がしますので、登場するとしたらグール側で登場するんでしょうね。 琲世(カネキ)が捜査官になってるし…。 捜査官はグールになってるし。

 今後とも目が離せませんね!

渡航『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。10.5』 (ガガガ文庫)

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。10.5 (ガガガ文庫 わ 3-17)やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。10.5 (ガガガ文庫 わ 3-17)
(2015/03/18)
渡 航

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評価(☆5が満点)
☆4

あらすじ
 冬真っ盛りの総武高校。窓の外は寒空ながら、比較的長閑な雰囲気の奉仕部部室。いつものメンバーのもとに訪れる、生徒たち。とある男子からのお願いごとにうんざりし、一色いろは(いっしき・いろは)の我儘に振り回されたり、強行日程のパンフレット制作の締め切りに追われたり……。
 悩みも苦労もときめきも不安も満載で現在進行中、日常という名のかけがいのない日々。八幡(はちまん)たちの短くも慌ただしい冬の数日を描く短編集。

感想
 ヤバいっす。
 なんだか段々いろはすが可愛く見えてきた(笑)
 なんだろう、小悪魔系というかあざとい系なのに、ちょっと抜けているところがあるからでしょうか? ギャップ萌えというヤツか。

 それもですが、ゆきのんも大分丸くなりましたね、ホント。 デレ期? わかりやすく嫉妬というか、ヤキモチを焼いているような感じもありますし。
 でも、「依存よりも性質の悪いもの」(by 陽乃さん)だそうですので、この先まだまだ波乱がありそうですね。


 肝心の本編は、材木座の相変わらずウザったい相談と、いろはす関係二編の、三篇+掌編一編の構成になっています。
 最近、本編はわりとシリアスな感じだったのですが、今作はほんわかした感じに仕上がっていました。 次からは、新年度ということになっていくんでしょうが、どのような展開になるんでしょうか。

 雪乃と結衣、八幡の三人の距離感がだいぶ近くなっているのですが、どうなっていくんでしょうね?
 新入部員は、まぁ、入ってこないでしょうが。

 扉絵のメガネの雪乃がとてもかわいいです(^-^)

平坂読 『妹さえいればいい。』 (ガガガ文庫)

妹さえいればいい。 (ガガガ文庫)妹さえいればいい。 (ガガガ文庫)
(2015/03/18)
平坂 読

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評価(☆5が満点)
☆2.5

あらすじ
 妹バカのラノベ作家・羽島伊月(はしま・いつき)の周囲には、いつも個性的な連中が集まっている。
 イケメン同業者・不破春斗(ふわ・はると)
 愛も才能もヘビー級の同業者・可児那由多(かに・なゆた)。
 恋に友情に夢に悩む青春三冠王・白川京(しらかわ・みやこ)。
 ドS税理士、イラストレーター。
 それぞれ思いや悩みを抱えながらも賑やかな毎日を繰り広げる伊月たち。そんな彼らを見守る伊月の弟・千尋(ちひろ)には大きな秘密があって…。

感想
 とりあえず買ってみた作品。
 『はがない』の人の作品と言うことで、大外れはないだろうと踏んでの購入。
 だがしかし、『はがない』でもあった意味不明なノリがこの作品でも見られ、やや食傷気味(^_^;)

 最近よく見る「ライトノベル作家が書くライトノベル作家小説」かと思いきやそうでもないという、やや微妙な作品でした。
 ライトノベル作家が隣人部の活動をしたらこんな感じになるんじゃないかというお話。 そして若干、内輪ネタのような雰囲気があります(あとがきの寄稿などを見るに)。

 『はがない』の雰囲気についていけなくなり、途中で買うのをやめた人間には結構微妙な感じでした。
 変人たちが集まって、変なことをして盛り上がっている、そんな感想です。ついていけない人には、結構きついかと思います。

三浦しをん『舟を編む』 (光文社文庫)

舟を編む (光文社文庫)舟を編む (光文社文庫)
(2015/03/12)
三浦 しをん

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評価(☆5が満点)
☆4

あらすじ
 出版社の営業部員・馬締光也(まじめ・みつや)は、言葉への鋭いセンスを買われ、辞書編集部に引き抜かれる。新しい辞書『大渡海』の完成に向け、彼と編集部の面々の長い長い旅が始まる。
 定年間近のベテラン編集者。日本語研究に人生を捧げる老学者。辞書作りに情熱を持ち始める同僚たち。そして、馬締がついに出会う運命の女性。 不器用な人たちのひたむきな思いが胸を打つお仕事小説。

感想
 実は、単行本版も映画版も見ずに文庫から入りました(^_^;)
 映画は見ようと思ってはいたのですが、『ウッジョブ』(『神去なあなあ日常』の実写映画版)のあまりの酷さに、手を出すことを止めたという経緯がありまして。


 さて本題の感想ですが、とりあえず、面白かったです。
 三浦さんの作品は、『神去~』二編と『舟を編む』、『まほろ~』ぐらいしか読んでいないのですが、お仕事小説がとても面白いですね。デビュー作もそっち系のお話だとか。
 
 辞書作りなんていう、まったくなじみのない分野の話ながらこの面白さはなんでしょうね。 『神去~』の林業の話もそうでしたが。
  面白さの源泉の一つは、キャラクター造形の上手さなんでしょうか。 
 変な人たちが繰り広げるドタバタ喜劇。でも単に変な人たちが列挙されているだけではなく、そこにドラマがあるから面白いんですね。

 馬締の、名に恥じない(どこかズレた)真面目さに癒されますw  ラブレターが最高でした。
 荒木さんや松本先生の辞書へのひたむきな情熱にも心打たれました。
 西岡さんの起用そうに見えて実は不器用な人柄もよかった。


 ただ、もう少しじっくり彼らの話を見たかったかなと言う部分がありました。
 一足飛びに数年経過していたりするので、書かれなかった部分を見てみたい。特に馬締の恋の経過なんか、絶対面白いこと色々かましてくれていそうなのに(>口<)
 スピンオフになりませんかね? 


 何れにせよ、読んで損はない作品だと思います。
 ワクワクドキドキ、最後には深い感動が待っていますよ。

時雨沢恵一『SAO GGO(2) ―セカンド・スクワッド・ジャム (上)―』 (電撃文庫)

ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン (2) ―セカンド・スクワッド・ジャム (上)― (電撃文庫)ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン (2) ―セカンド・スクワッド・ジャム (上)― (電撃文庫)
(2015/03/10)
時雨沢恵一

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評価(☆5が満点)
☆3.5

あらすじ
 突如全ての《GGO》プレイヤーにアナウンスされた、第二回スクワッド・ジャム。知らせを受けた第一回大会優勝者のレンこと小比類巻香蓮(こひるいまき・かれん)だったが、なんだかあまり気が乗らない様子。
 そんな中、香蓮に忍び寄る謎のストーカー男が口にしたのは、「第二回スクワッド・ジャムの夜に、人が死にます」という言葉。
 今大会で敵として出場するピトフーイを大会で倒すことでしか、男の言う『最悪の事態』を逃れられないらしい。香蓮は苦悩の末、大会参加を決意するのだが……。

感想
 時雨沢版SAO・GGOの二巻です。
 前回が面白かったので今回も期待していましたが、期待通り面白かったです。
 とは言え、まだまだ第二回大会は中盤に差し掛かったばかりですので下巻を待ちたいところです。


 そして今巻では、表紙に新キャラクターが登場しておりますが、またしてもチビッ子キャラ。彼女が誰なのかは読んでみてのお楽しみと言うことで。
 そして表紙でレンが「Pちゃん」を持っていることが気になったのですが、再び入手できたようで良かったですね。

 冒頭で、ほのぼのとした女子会が行われていて和みました(笑)
 女子率高いですよね、今シリーズ。 黒星さんの書くキャラも相変わらず可愛い。


 さて、本編ですが、あらすじにあるように今回もどこかに狂気が漂っておりますw
 ゲーム内よりも殺伐とした現実を生きている『彼』に同情を禁じ得ません(TДT) 現実の方が死の危険があるってどういうことだよ。

 ストーリー的には、今回はまさかのエムとの敵対が見どころの一つ。
 新入りさんとの即席チームは何処までやれるのかが見もの。
 そしてこの新人さんが「ひゃっはー」するキャラだったのが、キャラデザとのミスマッチ感もあり、良かったですw どこか抜けているのに憎めない娘です。


 下巻では、待ち構えているSHINCチームとの再戦と、ピト・エムチームとの勝負の行方がどうなるのかが注目です。
 6月までが長いです……。
 ※※続編は6月10日の予定とのことです※※

浦賀和宏 『姫君よ、殺戮の海を渡れ』 (幻冬舎文庫)

姫君よ、殺戮の海を渡れ (幻冬舎文庫)姫君よ、殺戮の海を渡れ (幻冬舎文庫)
(2014/10/09)
浦賀 和宏

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評価(☆5が満点)
☆2.5

あらすじ
 三枝敦士(あつし)は、Ⅰ型糖尿病の妹・里奈(りな)が群馬県の川で見たというイルカを探すため、妹と友人とともに現地へ向かう。当初イルカの存在自体を信じていなかった敦士だが、街の人々の不審な様子からイルカの話には何か秘密があるのではないかと推測する。
 やがて彼らが辿りついた真実は、悲痛すぎるさらなる運命の扉を空けていく……。
 切ない青春を描いた傑作恋愛ミステリー。

感想
 中古で安くなっていたので購入。

 大まかに言って、前後半に分かれている作品です。
 前半はあらすじに書いたように、理奈が見たと主張する川にいるイルカを探す話
 後半はイルカを巡って起こったある事件のその後をメインに据えた話です。
 どちらも登場人物は同じですが、時系列が変更されています。後編が前編の未来に置かれています。


 評価が低いのは、主人公である敦士がどうにも好きになれなかったからです。
 特に前半の子ども時代(高校生2年)が、もう最悪でした。シスコン気味な部分は置いておいても、その他が目に余りました。自己中心的であり、ご都合主義的であり、暴力的でありと、好きになれそうな部分が無い。しかも高校2年生…。
 読んでいてイライラしました(^_^;)
 まぁ、後半大人になってからはまともになっていて読みやすくなりましたが。

 あと、半ばぐらいで話の筋と言うかオチまで読めてしまったというのもありますが、そちらは別にいいです。辿りつきやすいように、わかりやすく書かれていたと思うので。
 


 個人的には、青春・恋愛ミステリーという看板には賛同できません。 この文句に惹かれて読もうと思われている方は、再考された方が良いでしょう。
 結末にショックを受けるでしょうから。
 ミステリーと言うよりは『アナザーへブン』のような作品でした。あちらよりは全然マイルドでしたが(^_^;) ちなみにですが、作風はまったく異なります。『アナザー~』は、ホラーミステリーです。
 マッド・コックのアレです。脳みそ料理のアレ。

吉上亮 『PSYCHO-PASS GENESIS 1』

PSYCHO-PASS GENESIS 1 (ハヤカワ文庫 JA ヨ 4-6)PSYCHO-PASS GENESIS 1 (ハヤカワ文庫 JA ヨ 4-6)
(2015/03/06)
吉上亮、サイコパス製作委員会 他

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評価(☆5が満点)
☆3

あらすじ
 西暦2080年、警視庁の新人刑事・征陸智己(まさおか・ともみ)は、先輩刑事・八尋和爾(やひろ・かずじ)が率いる特命捜査対策室に配属される。そこは数多の未解決事件を追及する部署だったが、背景には包括的生涯福祉支援システム〈シビュラシステム〉により覇権を握ろうとする厚生省への警視庁の最後の抵抗があった。
 激しく変動する社会にあって、体制に翻弄されながらも正義の在り処を追い求めていく征陸だったが……。

感想
 若かりし日の「とっつぁん」こと征陸の過去のエピソードを軸に、『シビュラシステム』が社会を変革していくその過渡期を描いた作品でした。

 征陸のおやっさんの過去がメインですので、他のいつものメンバーは登場しません。
 例外として、子どもの頃のギノ先生がちょろっと登場していますが。

 
 タイトルが『Phycho-Pass Genesis』とあったので、もっと『シビュラシステム』の根本に迫るというか、現在の世界が出来上がるまでの話を期待していたので少々残念。
 個人的には、システムの成立の謎というか、裏側を事件として追うようなお話を期待していました。
 東金財団とか絶対絡んでるだろうし、アニメ版の補完にもなりそうですが、いかが?

 とは言え、若かりし日のとっつぁんのエピソードはそれとして興味があったので良しとしますw
 ギノ先生があれだけ毛嫌いしていたので、どんだけ仕事人間だったのかと思いましたが、別に仕事人間と言う訳でもなかったですね。 むしろ良い親父でした。
 まぁ、ギノ先生が問題視してたのは潜在犯に偏見が強かった時代に「潜在犯になった元刑事」と言う部分なんでしょうけどね。


 てか、先輩刑事として登場した八尋さんもいい味出してました。
 本編に出て来てても良かったんじゃないかと個人的には思います。色々な意味で。

 ストーリーとしては、まだ始まったところと言った感じでしょうか。
 とっつぁんの「潜在犯堕ち」に関係するエピソードとしてまとめることも出来そうですが、作品世界全体の「はじまり」はまだまだ描かれていないと思いますので、次巻以降に期待したいところです。

瀬川コウ 『謎好き乙女と奪われた青春』 (新潮文庫nex)

謎好き乙女と奪われた青春 (新潮文庫nex)謎好き乙女と奪われた青春 (新潮文庫nex)
(2015/02/28)
瀬川 コウ

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評価(☆5が満点)
☆2.5

あらすじ
 藤ヶ崎高校一の美少女、早伊原樹里(さいばら・じゅり)は恋愛に興味が無い。友情にも、部活にももちろん興味が無い。 「恋愛、友情、部活? なんですか、それ。クソみたいな青春ですね」。
 彼女が愛してやまないこと、それは日常に潜む謎だ。衆目の面前ですりかえられた花束。一学年全員に送りつけられた告発メール。教室の端と端での不可能なカンニング事件。
 僕の過去が明らかにされる時、事件の様相は一変し……。

感想
 むしろラノベ?

 ミステリーかと思っていたら、ミステリーではなかったです。 「謎が提示されていれば、それはミステリーだ」というのならミステリーなのでしょうが。 

 少なくともこの作品は、読者が謎解きを楽しむようなつくりの作品ではなかったかな。 ですので、「青春ミステリー」とありましたが、青春小説の分類にしました。
 まぁ、何が言いたいのかというと、「ミステリー作品として読むと肩透かしを食らうかもしれません」ということです。 特に本格好きな方にはおススメしません。

 ヒロインである樹里の毒舌っぷりは良かったのですが、それだけだったのが残念。
 謎を追及する理由が「ミステリー好きだから」では、誰も納得しないと思います。普通の学校生活に興味が無い、どころか否定的な理由に至っては不明でした。



 特に楽しめたという訳でもなく、かと言ってまったく面白くなかったという訳でもない、何とも感想を書きにくい作品でした。
 六月には二巻が刊行されることが決まっているようですが、どうなんでしょうか?
 掲載元の「エブリスタ★」で予習しておくべきですかね…。

池部九郎 『LOST -風のうたがきこえる- 上』 (ファミ通文庫)

LOST -風のうたがきこえる- 上 (ファミ通文庫)LOST -風のうたがきこえる- 上 (ファミ通文庫)
(2015/02/28)
池部 九郎

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評価(☆5が満点)
☆2

あらすじ
 幼馴染でバンド仲間だった橘奈緒(たちばな・なお)が死んだ。ミュージシャンになるため、東京に上京しようとした日に事故にあったのだ。
 失意の日々を過ごす大槻慶太郎(おおつき・けいたろう)だったが、形見として彼女の母親から譲り受けた奈緒の携帯に電話がかかってくる。相手は……奈緒!? しかも電話の向こうの彼女は東京で音楽活動を続けているというのだが…。
 失われた恋と歌の奇跡の物語、ついに書籍化。

感想
 こんなことを言うと失礼なのですが、期待外れでした。

 文章中に時々登場する「(笑)」が、イラッとさせて下さいます。 本文中では、地の文で見れます。
 製本されたれっきとした本で見せられると、「ふざけてんのかな」と思ってしまいますね。ネットならまだしも…。

 また序盤、音楽関係の専門用語がこれでもかと乱舞していて、読みにくいうえに分かりにくいことこの上なしでした。
 例えば、「DTM」と書かれてそれが何かがわかる方にはそれでもいいのでしょうが、予備知識が無い人間にはさっぱりです。後追いの説明も特になかったですし。


 ストーリーの方ですが、イマイチでした。
 好きだったかもしれない、仲好しの幼馴染の女の子が突然いなくなったにも拘らず主人公の対応がわりと淡白だったかと思いましたね。 彼女の歌を(彼女の死後に勝手に)投稿して、人気が出て、レコード化の話が来て……。
 なんと言うか、勝手なイメージですが、携帯小説臭がすごいです。 主人公が自分の悲劇に浸っている感じがする部分も含めて。

 評価は、下巻ではもしかしたらもしかして化けるかもしれないという期待を込めての☆2です。
 そのまえに下巻は購入しないかもしれませんが…。


 音楽と恋に関係したお話をお求めのかたがいらっしゃいましたら、こちらよりも以前紹介した↓の方を強くおススメします。
二度めの夏、二度と会えない君 (ガガガ文庫)二度めの夏、二度と会えない君 (ガガガ文庫)
(2015/01/20)
赤城 大空

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竹葉久美子『やさしいセカイのつくりかた (6)』 (電撃コミックス)

やさしいセカイのつくりかた (6) (電撃コミックス)やさしいセカイのつくりかた (6) (電撃コミックス)
(2015/02/27)
竹葉久美子

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評価(☆5が満点)
☆4

あらすじ
 朝永悠(ともなが・ゆう)が女子高校の講師になって約1年。
 一学期の終業式後にアメリカに帰国する予定の朝永と、葵(あおい)、ハルカ、冬子(とうこ)、香代(かよ)たち教え子に別れの時が近づいていた。残された時間に背中を押されるように、朝永、葵、ハルカ、冬子はそれぞれの思いを胸に行動を起こす。
 彼女たちが選び、見つけ出した未来にある「やさしいせかい」とは。
 シリーズ完結巻。

感想
 『やさセカ』完結巻です。

 少年誌に連載されていたとは思えないほどの少女漫画っぷり(笑)ではありましたが、個人的にはかなり楽しく読むことができました。
 絵も綺麗でしたし、ストーリーもそこまで恋愛に偏ってはいないため、読みやすかったですしね。
 物足りない部分はほぼないのですが、強いていうなれば、もう少し物理学的な部分、朝永の研究の様子などを描いて欲しかったかなといったところです。
 

 本編ですが、綺麗に終わったのではないでしょうか。
 あるべきところというか、それぞれ落ち着くべきところに落ち着くことができたように感じます。

 香代以外は(笑)
 彼女は、以前個別エピソードは書かれていたからいいのか。二次元に生きることにしたようだし…(TДT)

 冬子とあの人が、ああいった結末になったのは意外でしたね。突っぱねるのかと思ってたので…。
 彼女の実家はどうなったのでしょうか? 再び混沌としてそうだ。

 葵は、自分の道を選ぶことができたようで良かったです。 決意した時の「悪い顔」がよかったですね。 
 
 ハルカはねぇ、うん、あんな感じで良いんじゃないかなw
 一応幸せそうだったので。でもめんどくさそうだ(^_^;)



 打ち切りではなく、作者さんが書きたいと思ったことを書き切った感じでしたので、それも良かったです。
 続きはないと思うと残念ではありますが、次回作に期待ですかね。
プロフィール

ゆーいち

Author:ゆーいち
ゆーいちです。

このブログでは特にジャンルを絞らず、自分が読んだ作品の感想を書いていこうと思います。
記事中の作品についての評価は、おススメ度と見てください。

出来るだけ週一程度のペースで更新していきたいと思います。

よろしくお願いいますm(- -)m

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