乙野四方字 『ラテラル』(電撃文庫)

ラテラル ~水平思考推理の天使~ (電撃文庫)ラテラル ~水平思考推理の天使~ (電撃文庫)
(2015/02/10)
乙野四方字

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評価(☆5が満点)
☆3

あらすじ
 謎を解くことが生きがいの少年・鳩ノ巣論(はとのす・ろん)。高校二年生の新学期初日、新しいクラスで論の後ろの席になったのは全身白づくめの少女・瑞平すすめ(みずひら・すすめ)だった。瑞平すすめは極限まで肌を隠し、合成音声で自己紹介する不思議な少女だった。
 アクシデントから論が彼女の肌に触れた時、突如世界が暗転した。
 〈ようこそ、【状況空間】へ!〉
 「シチュエーションエリア……?」
 自らを天使と称する謎の存在が支配する空間に引きずり込まれた論。脱出するには謎を解く必要があるという。論は空間とすすめの謎を解き明かすため、謎に挑む。

感想
 「推理ゲーム小説」という珍しいジャンルということで購入してみました。
 「水平思考」という言葉自体はどこかで聞いたことがあったのですが、何だったか忘れていたので、それもあって気になったとこです。


 作中で提示されている推理ゲーム自体も面白かったですね。
 難易度はともかくとして、予想外の方向に展開することもあって楽しめました。
 普通の推理小説のような推理ではないところも面白かったですね。珍しくて。


 それはともかくとして、わりと主人公の設定(「愛が分からない」)はちょっとアレな感じでしたし、同じく幼馴染ちゃんが「愛をささやき続けている」のも何でですかね?

 
 短いですがまとめると、突っ込みどころはあれど、水平思考推理ゲームが面白かったです。なんだかもっと普通に部活小説みたいになっていても面白かったかもしれません。
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神西亜樹『坂東蛍子、屋上にて仇敵を待つ』 (新潮文庫nex)

坂東蛍子、屋上にて仇敵を待つ (新潮文庫nex)坂東蛍子、屋上にて仇敵を待つ (新潮文庫nex)
(2015/01/28)
神西 亜樹

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評価(☆5が満点)
☆4

あらすじ
 坂東蛍子(ばんどう・ほたるこ)は桐ケ谷茉莉花(きりがや・まりか)が嫌いだった。容姿端麗、運動神経抜群にして、自身と並び称される彼女のことが許せなかった。だが、何故嫌いで許せないのか、判らなかった。故に彼女は果たし状を書く。
 その日、学園に大スターは屋上にて決闘する。学舎がお化け屋敷と化し、テロリストに占拠されようと、その程度の事件では彼女たちの青春は止められない!

感想
 前作も面白かったですが、今作も前作の勢いはそのままに面白かったですね♪
 前回はロボットやら、宇宙人やら、喋るぬいぐるみやらが登場して賑やかでしたけど、今作もそれらに加えて幽霊やらが登場して賑やかです。

 本文が基本的に登場人物の独白で埋められているので、登場人物が多いと「今誰の視点で物語が語られているのか」がわかりづらいのが難点といえば難点ですが(^_^;)


 今作で意外だったのは、蛍子が運動会の短距離走で敗北したことお化けが苦手なことですかねw
 あのハイスペック人間に勝利する人間がいようとは。
 そして怖いもの知らずに見えるのに、幽霊が怖いとか可愛いじゃないかw

 肝試しシーンは良かったです。
 友人たちと蛍子のドタバタ喜劇っぷりが最高でした。
 キャーキャー言っている彼女たちが可愛かったです。


 個人的には、作劇上、学園占拠事件はべつに要らなかったんじゃないかなと思いました。
 CIAだかのおっさんと、ロボを出すのには必要だったのかな?
 もしくは蛍子の知らないところで進行する世界規模の事件の一つってところかな。

 他には、蛍子の親友であるところの結城満(ゆうき・みちる)の蛍子愛の半端なさに今回もびっくりですw
 行き過ぎていて、ちょっと怖いですが…。


 300P超と、そこそこのボリュームの本作ですが、テンポ良く進んでいくので意外とサクッと読めてしまえるところもいいところです。
 続編も出そうな気がするので、今後も期待です。
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ゆーいち

Author:ゆーいち
ゆーいちです。

このブログでは特にジャンルを絞らず、自分が読んだ作品の感想を書いていこうと思います。
記事中の作品についての評価は、おススメ度と見てください。

出来るだけ週一程度のペースで更新していきたいと思います。

よろしくお願いいますm(- -)m

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