久遠侑『黒崎麻由の瞳に映る美しい世界』 (ファミ通文庫)

黒崎麻由の瞳に映る美しい世界 (ファミ通文庫)黒崎麻由の瞳に映る美しい世界 (ファミ通文庫)
(2015/01/30)
久遠 侑

商品詳細を見る


評価(☆5が満点)
☆3

あらすじ
 高校入学の日から、彼女の異様な大人しさは僕の印象に残っていた。誰もが気になって仕方ないほどの存在感を持ちながら、誰も触れ得なかった彼女、黒埼麻由(くろさき・まゆ)。
 文化祭の準備の中、僕との些細な会話を切っ掛けに彼女は少しずつクラスに迎えられていく。しだいに変わっていく彼女。かつての暗い少女のイメージは徐々に消えつつあった。だけでも彼女には、僕たちが知らない影が寄り添っていて。
 でも、僕はそんな彼女の側にいたいと思った。

感想
 いろいろと装飾はありますが、基本的には青春小説です。
 普通に恋愛小説風味のライトノベルとして読んでも、十分に楽しめるかと思います。

 少し珍しいなと思ったのは、作品内時間が文化祭前後の3カ月ぐらいという短めに設定されていることですね。わりと一年間ぐらいのスパンで物語が構成されていることが多いと思うので。
 文化祭に何か思い入れがあったんでしょうか?
 作品自体にはそこまで文化祭という要素は重要ではなかったですけど。
 

 主人公のキャラクターも、バランスがよく、「いやいや」とか突っ込むことも特になかったように思います。
 ヒロインの子も、多少過度に無口キャラではありましたが、いい子でしたし。
 友人キャラも良かったですね。キノコ頭はちょっとうざいですがw


 個人的には、ヒロインの背景設定の一部がちょっと違和感があるかなぁと。
 暗めの性格の原因の部分ですね。
 あの家庭事情、どっかの現代ミステリーかと。

 家庭事情が複雑なのは、現実でもよくありますが、もう少し大人しめでよかったのでは?
 遺産相続争いでもするんですか?
 姉さんが嫌いですw


 その他のネタバレにも掛かるような設定に関しては、個人的には別にそこまで気になりませんでした。ぶっちゃけ無くても良かったような気もしますが…。

 今後の展開も気になります。
 というか、あの後どうなっていくのかを読んでみたくはあります。
 個人的にはもっと面白くなるんじゃないかなぁ、と思ってみたり。
 先に書いたような色々な装飾(一番大きな装飾)がなくなって、普通になっても面白いと思います。というか、そちらでも見てみたいというのが正確かな。
スポンサーサイト

清水苺『今日、となりには君がいない。』 (講談社ラノベ文庫)

今日、となりには君がいない。 (講談社ラノベ文庫)今日、となりには君がいない。 (講談社ラノベ文庫)
(2015/01/30)
清水 苺

商品詳細を見る


評価(☆5が満点)
☆1

あらすじ
 朝霧凛。他人とのふれあいを拒んで、壁を作って、誰も寄せ付け無くて――けれど本当は、人との関わりを確かに求めていて。
 彼女に一目惚れをしたときから、この物語は始まった。けれど、彼女が僕に初めて笑いかけてくれた日、僕はすべてを失った。彼女は僕の前から姿を消した。そして同時に、彼女に関する記憶が周囲の人間から消えてしまった。
 あれから二年。高校二年生になった僕の前に転校生が現れる。彼女は自分のことを朝霧凛と語り…。

感想
 最初に、このブログでの☆の数について。
 星は5が満点と書いてありますが、最低点は☆1としております。
 ☆なしとすることもできますが、物語を考え、本を書き上げ、出版までされた作者の方への敬意を込めて、最低でも星1を付けることにしてます。



 ということで、☆1評価です。最低点です…。
 本書で最も良かった点は、あらすじですね。面白そうな構成をしていながら、残念な本でした。

 まず、主人公が気持ち悪いです。
 彼のセリフが最悪でした。「ザ・勘違い男」とルビを振ってもいいくらい。
 あんなセリフを吐くのは、CMでやっているようないわゆる「乙女ゲー」の男キャラぐらいでしょうね。隣の席の、しゃべったことも無い女子に唐突に「君は可愛いんだから」云々と話しかける人間がいるか?

 あまりにもあんまりなので、1章の最初の方を読んだだけで読むことを止めようかと思ったほどでした。
 が、色々ともったいないので、速読の練習(読みとばし)に使いました。

 あとストーリーも微妙でした。
 主人公+女の子3人が都合登場するのですが、女性陣がまた微妙。彼女たちの魅力的な部分は、イラストですね。

 メインヒロイン(凛)は、ツンデレとも言えない、単なるコミュ症ではなかろうか。
 第二のヒロイン(自称・凛)は、何がしたいのか不明。友達思いという訳でもないし…。
 第三のヒロイン(病院娘)は、最早登場してきた意味が無いような…。彼女のとある告白のシーン、キャラは泣いていましたが、感動できる要素が…。

 そして我らがキモイ主人公は、彼女たちから何らかの影響・トラウマを受け、グダグダと自分語りをするというお話でした。これがストーリー。発言が気持ち悪く、地の文では常に自分語り(それも自己憐憫が入るタイプの語り)という、彼のオナニー話です。


 これらに耐えられるのであれば、購入して読まれてみてもいいのではないでしょうか。
プロフィール

ゆーいち

Author:ゆーいち
ゆーいちです。

このブログでは特にジャンルを絞らず、自分が読んだ作品の感想を書いていこうと思います。
記事中の作品についての評価は、おススメ度と見てください。

出来るだけ週一程度のペースで更新していきたいと思います。

よろしくお願いいますm(- -)m

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
閲覧者数
検索フォーム
カテゴリ
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR