青柳碧人『ブタカン!: 〜池谷美咲の演劇部日誌〜 』(新潮文庫)

ブタカン!: 〜池谷美咲の演劇部日誌〜 (新潮文庫)ブタカン!: 〜池谷美咲の演劇部日誌〜 (新潮文庫)
(2014/10/28)
青柳 碧人

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評価(☆5が満点)
☆3.5

あらすじ
 都立駒川台高校演劇部は、個性あふれる奇人変人揃い。幼馴染で親友のナナコに誘われ、美咲(みさき)は演劇部への入部を決める。誘ったナナコ本人が入院して休部になる中、舞台監督として変わり者ぞろいのメンバーと演劇するべく美咲の奮闘劇が始まった。
 失踪する先輩、消失した台本の行方、部活の顧問の恋模様まで!?
 演劇部の講演成功の鍵は何処に?

感想
 青柳さんの別シリーズである『浜村渚の計算ノート』はあらすじと表紙を見て読まずにいた人間です。
 ロリ…って。

 そんな私ですが、この作品は帯を見て決めました。劇中劇である、『走るなメロス』という作品が気になったからです。
 少々長いですがあらすじを。

   シラクスへ走り始める朝を迎えたメロスの腰には、なんと時速8キロ以上で走ると爆発すると言う装置が!!
   作動すればメロスばかりか故郷の町を破壊してしまうほどの威力。むざむざ殺されるためだけに出ていこうとする
  メロスを思った村人たちの必死の策だったのだが、頑固者のメロスはなんとしても友の待つシラクスへ向かおうとする。
   守るべきは一体? 

 この作品がどう展開するのかが気になったので購入してみた次第です。メロスに「走るな」という作品が、どんなものなのかが気になったのです。
 作中で結末部分が明らかにされましたが、面白いシナリオだったと思います。


 本編はというと、ミステリーというか青春部活小説ですね。
 日常の謎をちりばめてあり、『氷菓』とか『ハルチカ・シリーズ』のような部活+ミステリーものになっています。謎とはいっても、本格的な失せもの探しや実被害あるような事件を解くようなものではなく、ホントのちょっとした謎です。


 謎解きと部活動、新入りの美咲の部活への溶け込み具合とストーリーの進展具合、など色々考えて作られている作品だったと思います。
 それぞれの要素が、独立して存在しているのではなく、キチンと連動していてまとまりのある作品でした。

 
 高校二年生の女の子が主人公ということで、もう少し恋愛要素が強めなのかと思っていたら、意外とあっさり風味でした。一山ありましたが、後引くことも無くあっさりと終わってしまいましたし。
 高校生の女の子が多く登場しているのですし、もう少しぐらいそうしたお話があっても良かったのではないかなぁと思います。
 続刊するようでしたら、次回に期待ですかね?


 最後になりましたが、本作は演劇に疎くても楽しめるようきちんと作られた作品でした。
 「演劇のことは知らないし」という方が読んでも楽しめるかと思います。何せ、私がそうですからw
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出口きぬごし『サディスティックムーン』 (電撃文庫)

サディスティックムーン (電撃文庫)サディスティックムーン (電撃文庫)
(2014/11/08)
出口きぬごし

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 他に買いたいものが無かったので購入した作品。
 冒険のし過ぎは良くありませんorz

評価(☆5が満点)
☆1.5

あらすじ
 幸徳秋水(こうとくしゅうすい)は、稀に見る美女である。
 彼女の腰まで伸びた黒髪はしっとりとした光沢を放ち、切れ長の瞳と端正な顔立ちは男女を問わず人を引き付ける魅力がある。汚れのない真白の肌は、ほのかに光って見えるほどだ。
 彼女は美しい―――薄気味悪く、イタイという点に目を瞑ればだが…。
 これは彼女に目を付けられた不幸な少年、久遠久(くおんきゅう)が自身の青春を取り戻すまでの愛と感動の(卑猥でゲスな)物語である。

感想
 いやぁ、ヒドイですwww
 こんな作品をよく販売する決心したな。すごいよ、電撃文庫(笑)


 何より性質が悪いのは、話が成り立っていないとか、物語として破たんしているとか、作者も意味分からなくなっているとか、そうした物語自体の問題は特にないと言うこと。
 つまり話はきちんと作られている。

 にも関わらず、何がいいたいのかがまったく伝わってこない作品でした。
 良くいわれるところのオ○ニー小説という奴でしょうか?

 冒険はしない方が良いですよ~。
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