ロシア紅茶の謎 (講談社文庫)

ロシア紅茶の謎 (講談社文庫)ロシア紅茶の謎 (講談社文庫)
(1997/07/14)
有栖川 有栖

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 有栖川有栖さんの、火村・有栖川シリーズです。
 何気にこのシリーズ作品を読んでいなかったのと、ブックオフにほぼ全巻あったので、順次購入して読書中です。
 主にWCの試合開催時刻の待ち時間などに。

 短編長編、多々折混ざっていますので、全体を通しての感想は書けませんので、ご了承ください。
 本格作品はあまり読んでいませんので、その点についてのコメントも控えます。
 無知過ぎて起こられてしまいそうなので(^_^;)

 個人的には長編作品の方が読み応えもあって好きなのですが、このシリーズは短編の出来もいいので満足です。


 流石と思ったのは、どの作品のトリックも無理がないことですね。大掛かりなトリックはないものの、きちんと考えられたものだという気がしました。
 まぁ社会学者(犯罪社会学者)の火村先生が、事件の捜査に当たるのはさすがに現実味はなさそうですが、そこはそれなので、あまり気にはなりませんでした。

 只今『英国庭園の謎』までたどり着いたので、早く次の作品に行きたいところです。

英国庭園の謎 (講談社文庫)英国庭園の謎 (講談社文庫)
(2000/06/15)
有栖川 有栖

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高殿円 『カーリー 』 (講談社文庫)

カーリー <1.黄金の尖塔の国とあひると小公女> (講談社文庫)カーリー <1.黄金の尖塔の国とあひると小公女> (講談社文庫)
(2012/10/16)
高殿 円

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 近所のブックオフで見つけたので、購入しました。 青春小説との照会に惹かれての購入。
 元々はライトノベルとして販売されたものの、一般書籍への移行だそうです。

評価(☆5が満点)
☆2

あらすじ
 第二次世界大戦前夜、英国統治下のインド。
 故郷であるロンドンを離れ、父の赴任に伴いインドにある女学校に編入することになった14才のシャーロット。彼女は編入先の英国駐在員の子女たちが通う学院の寄宿舎で、神秘的な雰囲気を纏った美少女カーリーガード・アリソンと出会う。彼女との出会いが、シャーロットの運命を変えてゆく。 
 オルガ女学院では、英国本国では既に廃れた因習が根強く残っていた。シャーロットは伝統に縛られる教師やクラスメートたちと衝突しつつも、仲間と出会い、学園生活を送ることになるのだが、時代の波は彼女たちのすぐそばまで迫って来ていた。

感想
 作品の舞台が、大戦前のインドという珍さに惹かれました。あと、学園ものだったこと。
 残念ながら、私が期待したものとは違っていましたので低評価です(^_^;)

 確かに学園ものでしたし、シャーロットはおてんばさんでした。 
 学校での生活なんかも読んでいて楽しくはあったのですが、いかんせん作品の通奏低音になっている『大戦前夜』の雰囲気が強すぎました。
 政治色が満載で、フィクションとしての小説には合ってないような気がしました。

 また、学園もの、戦争もの、スパイもの、謀略もの、恋愛ものと数々の要素がふんだんに盛り込まれ過ぎていたのも難点でしょうか。 学園ものと恋愛ものだけに絞るとかされていれば、とても面白く読めたかなと思います。

 個人的には桜庭一樹さんの『GOSICK』シリーズの方が、面白く読めました。こちらも戦争前夜、学園、スパイ、恋愛と諸要素満載です。
 恐らく両者の違いは、一作品(一冊)に込めてある出来事の過多だと思います。『カーリー』は、詰め込み過ぎた感があります。


 この作品はシリーズもののようですが、後追いはしないことにしました。

竹井10日『彼女がフラグをおられたら 世界の真理など、私一人で充分だ』

彼女がフラグをおられたら 世界の真理など、私一人で充分だ (講談社ラノベ文庫)彼女がフラグをおられたら 世界の真理など、私一人で充分だ (講談社ラノベ文庫)
(2014/05/30)
竹井 10日

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細かくは語りません。と言うか、語れません。
 今作にて、いきなりの超展開が始まります。「なんだそりゃ」と思うこと間違いなし。
 前作までの話は何処へ行ったのでしょうか???
 最早別作品なのでは?

 と言う訳で、評価です。

評価(☆5が満点)
☆1.5

 見どころは、ありません。
 この人、終盤での超展開が好きなのでしょうか?別作品でもこんなことがあったような…。
 追いかけるのは、やめにしようかと思います。でも来月に次巻が出るんだよなぁ…。

野村美月 『吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる(1)』 (ファミ通文庫)

吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる(1) (ファミ通文庫)吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる(1) (ファミ通文庫)
(2014/05/30)
野村美月

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 野村さんの新シリーズです。
 もっと早く感想を書くべきでしたが、やはり我が家のネット回線が調子が悪く、遅くなりましたm(- -)m
 ボチボチ書いていきます。

評価(☆5が満点)
☆3

あらすじ
 バスケの強豪校に通っていた原田詩也(はらだうたや)はある日の練習帰り、「人ならざる者」=吸血鬼になってしまった。人間離れした身体能力を得てしまい、バスケを続けることができなくなり、他校へと転校することに。
 転校先の高校で、詩也は美人の先輩、春科綾音(はるしなあやね)と出会う。彼女は詩也を見るなり「わたしと、おつきあいしてください」と告げてきた。戸惑う詩也が綾音に連れていかれた先は、なんと演劇部。しかも何故か主役を演じることに。そればかりか、演じる役はドラキュラということを告げられ…。


感想
 はい、いつもの野村作品でしたw
 とは言え、『文学少女』からの付き合いですので、それ以前の作品は分からないんですけどね(^_^;)

 一冊に付きテーマとなる文学作品を一つ使って話を作るという手法での作品でした。
 もちろんこれまでの『文学少女』シリーズや『ヒカル』シリーズより、作品そのものの影響は薄かったですが。
 今作は吸血鬼ものの第一作ということで、ブラム・ストーカー作『吸血鬼ドラキュラ』が中心に据えられています。この作品をモチーフにした演劇を劇中で演じるということになっています。
 次巻は、また別の作品がテーマになるんでしょう。『マイ・フェア・レディ』だそうですが。

 ストーリーは、吸血鬼になった(された)主人公、詩也が綾音と出会い、最初の関門を乗り越えるまでのお話でした。
 続きものの第一巻ということで、さわり部分ぐらいで、大きな動きはありません。ですので、二巻目が出てから購入されてもいいかもしれません。

 今後、吸血鬼という主人公の特徴がどの様に活かされていくのかに注目したいと思います。演劇と吸血鬼、珍しいというか初めて見る組み合わせなので、気になりますねw
 野村さんの書く人間模様は好きですので、期待です。余計な手が加えられていないので、素直に読めますし。

 余談ですが、今作は野村さんの作品では珍しくヒロインの胸が大きいです(作者あとがきより)w
 はい、どうでもいいですねw


 吸血鬼が登場する作品では、同じくファミ通文庫から出ている『ヴァンパイア・サマータイム』という作品がおもしろいですよ。人間と吸血鬼が共生している世界でのお話。昼は人間が生活し、夜は同じ街で吸血鬼が生活しているのです。
 ヒロインの吸血鬼の女の子が可愛いです。こちらもおススメです。
 ブラム・ストーカーの『ドラキュラ』も読むと楽しめるかもしれません。が、管理人は読んでいませんw
 角川文庫から新訳版が、今年の5月頃に出版されているようですね。

訂正とお詫び

 前回仁木の『僕僕先生』の記事の中で仙人の種類について書きましたが、一か所漢字を間違えていたので訂正します。

 × 尸介仙
 ○ 尸解仙

 下に書きました「尸解仙」という記述の方が正しいものです。
 失礼しました。
 6/2の当該記事も修正しておきます。

6/3 管理人

仁木英之 『僕僕先生』 (新潮文庫)

僕僕先生 (新潮文庫)僕僕先生 (新潮文庫)
(2009/03/28)
仁木 英之

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 今さら感がありますが、仁木さんの『僕僕先生』を読みました。
 読んでいなかった理由は特にないのですが、今読んだ理由も特になかったりしますw

 「僕僕」と言うのは、主人公の師匠にあたる仙人の少女(?)の名前です。
 では、感想。

評価(☆5が満点)
☆4

あらすじ
 唐代の中国。元県令として下級官吏ながら成功した父の財産に寄り掛かり、無為・怠惰な日々を謳歌していた王弁(おうべん)。ある日、道教に傾倒している父の使いとして、最近仙人が現れたという黄土山へ出かけた王弁は、そこで少女と出会う。「ぼくは、僕僕だ」と自己紹介する不思議な少女、実は仙人で見た目に反して数千年を生きる本物の仙人だった。
 不老不死に飽きた口の悪い美少女仙人と、道楽青年の世界を巡り、世界を知る旅が始まった。

感想
 噂にたがわぬ面白いファンタジー小説でした。

 僕僕先生、面白いです。
 あ、タイトルでは無くて仙人でヒロインの僕僕先生の方です(^_^;)
 「辛辣」、「口が悪い」と紹介されますが、悪戯っぽいだけな気がします。
 意地悪ですが、意地が悪い訳ではないので、まっとうなことしか言ってません。が、時に正論過ぎて王弁なんかは冷たいとか思ってしまってますが。

 そして主人公の王弁くん。
 彼には非常に親近感を覚えますw 決して実家は金持ちではありませんが、彼の生活ぶりはオレですねw
 現代でもダメ人間の烙印を押される王弁くんですが、もちろん当時でもダメ人間です。
 ただ、彼は素直な人間で、決して世間を斜に構えて見て批判だけしている人間ではないので、やる気になれるものがあれば大成するのではないでしょうか。そこが俺とは違いますねorz


 んで、本作品は仙人である僕僕先生と、王弁くんのトラベル小説であり、王弁くんの成長物語です。
 世界を旅するなかで、王弁くんは知らなかったこの世の中を知ることになり、僕僕先生も人間を再発見していきます。
 
 舞台は唐代の中国ですが、作品世界そのものは現実を基にした創作世界で、犬頭人身の種族などの異種族も共存している世界になっています。
 また道教的世界観も持ち込まれていて、道教の神々も実在するものとして登場します。この辺りの知識は、あまり身近なものではないので新鮮味がありますよ。

 ちなみに僕僕先生は仙人ですが、なんと天仙だそうです。驚き。
 仙人にも貴賎があって、天仙は最上位です。尸解仙(しかいせん)⇒地仙⇒天仙となります。
 僕僕先生は、原始天尊などにも会えるほどの上位の仙人のようです。

 唐代の中国と言いましたが、より正確には玄宗皇帝の治世序盤と言うことになっています。未だ楊貴妃に傾倒し、国を傾けていく前、唐代の最盛期の一つを創り出す前です。
 これから玄宗による傾国の困難を控えている時代なので、そうした時代の混乱が王弁と僕僕先生にどのように影響してくるのかも楽しみの一つになると思います。


 続編の『薄妃の恋 僕僕先生』は、これから読んでいく予定です。まだまだ続編があるので、楽しみなシリーズです。
薄妃の恋―僕僕先生 (新潮文庫)薄妃の恋―僕僕先生 (新潮文庫)
(2010/08/28)
仁木 英之

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乾くるみ 『リピート』 (文春文庫)

リピート (文春文庫)リピート (文春文庫)
(2007/11)
乾 くるみ

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 遅くなりましたが、乾くるみさんの『リピート』読了です。
 五月末には読み終わってたのですが、ネットの調子が悪く遅くなりました。
 ウチのルータか、パソコンが調子悪いんですよね…。
 それはさておき、感想です。

評価(☆5が満点)
☆3.5

あらすじ
 今現在の記憶をそのまま持って、過去に戻れるとしたらどうしますか?
 そんな、まさに夢のような話に誘われた十人の男女。はじめは過去に戻るということに疑問を抱いていた彼らも、勧誘してきた風間(かざま)の未来予知としか言えない話を聞くにつれ徐々に信用するように。
 ついにやってきた過去遡行の日。果たして彼らは10か月前の過去に戻ることに成功していた。「未来の記憶」を基に次第に過去をやりなおしていく中、彼らの仲間たちが徐々に不審な死を遂げていく…。

感想
 タイムリープ物ということで読んでみた今作でしたが、そこそこでした。
 『イニシエーション・ラブ』がおもしろかったので、それを引きずっていたからかも。

 類似のSFものだと、管理人は『STEIN'S; GATE』とか、『ねらわれた学園』(眉村卓)、『リライト』、『リビジョン』(法条遥)、『リプレイ2.14』(喜多喜久)とかぐらいしか読んでないですね、残念ながら。
 作中にも出てくる同名の映画『リピート』とか『バタフライエフェクト』なんかは見ていません。
 『バタフライエフェクト』は見たいのですが、近所のレンタル屋に無いのですよ(TДT)何時行っても貸し出し中…。

 まぁ、それらはさて置いて感想ですが、そこそこ興味深く読めました。
 というか、上記の管理人が読んだ作品はみんな同じ系列ですね…w
 ですので、あまり真新しさは感じませんでしたが、タイムトラベルをした人間がみな不審な死を遂げていっているというのは新しい視点で、興味深く読めました。 

 大抵の場合、タイムトラベルをする動機はどうしても変えたい過去があるからであり、その過去が誰かの死という設定であることが多いと思います。
 本作はその点で、新しい感じがしました。

 タイムトラベルした先で、朋にタイムトラベルした人間が不審な死を遂げていく。
 そんな帯にあるような『リピート』+『そして誰もいなくなった』のようなストーリーは面白かったです。

 ただ、結末までたどり着くと、面白さがなくなってしまいます。不思議…w
 理不尽というか、納得しがたい展開に唖然としますね。と言うか、しました。

 またこの作品内のタイムトラベル理論が、不思議でした。
 この作品の世界は、多世界世界ですよね。いわゆるパラレルワールド。
 それなのに、どういう訳か前回存在していた世界の因果が別な世界でも適用される…。
 世界を横移動しているのに、縦移動をしているかのように書かれているという不思議。
 というか、「リピート」=「繰り返し」と言いつつ、リピートしていない。
  

 管理人の読み違いかもしれませんが、若干の疑問がありました。
 お話としては面白いのではないかと思います。
 『バタフライ・エフェクト』観たいです。
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