西尾維新 終物語 (下) (講談社BOX)

終物語 (下) (講談社BOX)終物語 (下) (講談社BOX)
(2014/04/02)
西尾 維新、VOFAN 他

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 西尾維新さんの「物語シリーズ」の最新刊にして最終巻です。まぁ、『続・終物語』が今夏発売予定だそうですので、正確には最終巻ではないようですが、本編の最終巻です。

 内容的には最終巻にふさわしく、様々な伏線を回収してます。最初の『化物語 上』が発売されてから10年だそうですが、早いですね。管理人は『化物語』の原作が売れ出してから買った後発組ですので、『メフィスト』連載時からのファンの方からしたらにわかかもしれませんw

 というか実際のところ、「物語シリーズ」は作者言うところのファーストシーズンで終わっていて良かったのではないかと思ってました(実は今も)。せめて『傷物語』と『猫物語 上・下』ぐらいではないでしょうか。
 その他は結構蛇足というか、くどいというか。
 せっかく『化物語』が一話完結で、各話ともに上手にまとまっていたのでもったいない気がしました。
 まぁ、先にあげたように個々の作品自体は面白いものもありましたが。
 
 実は『終物語』、上巻を読んでみて、続刊は買わずに放棄しようかと思っていました。実際、中巻は読んでいません。
 合わないというか、管理人的には以前のような面白さを感じられませんでした。
 
 が、下巻は本当に本編の最後ということでせっかくなので買ってみました。
 先に触れましたが、この下巻はこれまでの伏線を回収しています。正直「あ~、そんなこともあったねぇ」的なものもありますがw
 収まるところに収まった、そんな読後です。
 帯やシールなどで散々「青春に怪異は憑きものだ」とか「青春」を押し出していただけあって、青春の物語だったということを感じさせられました。
  
 何が正しいのか分からなくて、それでも、間違ってでも一生懸命突き進む。

 そんな登場人物たちの成長の物語でもあったということでしょう。
 これまで友人たちを救い続けてきた阿良々木くんが、やっと自分を救うことができた話でした。というか、彼が初めて自分を受け入れられたという話とも言えます。
 
 「自己の受容物語」としてみると、アイデンティティの確立といった青春モノでもありますね。
 こうしてみると蛇足だと言った、セカンドシーズンの各話も「無駄」=蛇足では無かったということでしょうか?まぁ、終了までのとんでもなく長い前置きだったということでしょうw
 最後に。『終物語』、この一巻で十分じゃね?三分冊するほど内容あったか?あ、いつものことか…。
 
 ☆評価は、☆3.5です。ここまでシリーズを通して追いかけてきた人は、読むといいのではないでしょうか。
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